第27話

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2019/01/11 12:29


まっけんと来た場所は…














綺麗な景色が見れるところ。
お花畑とか観覧車とか…
絶景スポット盛りだくさん。



普通は、なんだそんなところかと思うと思うんだけど私とまっけんからしたら
ここは思い出の場所なんだ。
新田真剣佑
新田真剣佑
懐かしいなここ。
あなた
あなた
昔よく来たよね


昔、親とまっけんの家族とで来たことがあって…。私のお気に入りの場所だった。
それと、まっけんが一時帰国した時ここに来たらしい。
その時私は記憶を失ってて美桜を忘れてた時期…かな。
新田真剣佑
新田真剣佑
俺が一時帰国した時、ここであなた見かけた。
そう言ってまっけんは一つのお花畑の前で止まる。
あなた
あなた
桔梗…
新田真剣佑
新田真剣佑
綺麗だよな。
一時帰国した時、俺の足は自然とこっちに向いてた。
そこで見つけた、あなたを。
でも、そこにいたあなたは、俺のことなんて目に入らないかのように
まっすぐ前を向いてた。
あなた
あなた
新田真剣佑
新田真剣佑
あん時、その横顔に惚れたんだ。

そして、俺がなんで留学したかはっきりした。
正直なところずっと縛られてたから解放されたい気持ちはあったけど。
あなたを見て変わった。俺はもっと頑張らないといけないって思った。


まっけんは桔梗を一本取って私の髪につけてきた。
新田真剣佑
新田真剣佑
まだまだ未熟だけど。


そう言って笑う。
かと思いきやいきなり真剣な表情になった。
新田真剣佑
新田真剣佑
深い愛情。
あなた
あなた
…え?
新田真剣佑
新田真剣佑
桔梗の花言葉だって
あなた
あなた
花言葉…
新田真剣佑
新田真剣佑
…やっぱり俺と…((ボソッ
あなた
あなた
ん?なんか言った?
新田真剣佑
新田真剣佑
…ん?
なんも言ってないよ?
あなた
あなた
え?そう?
なんか言ったような気がしたけど…
新田真剣佑
新田真剣佑
……
あなた
あなた
まっけん?
新田真剣佑
新田真剣佑
…空耳じゃない?
たまにそう言うことあるらしいよ。
あなた
あなた
空耳…なんかな…?
それにしては結構はっきり聞こえたんだけど…



その後、私たちはいろんな乗り物に乗ったりして帰った。ーーーーーーー






まっけんと別れて、自宅へと帰る途中で紫耀を見かけた。
けど、普通の服を着ていない。
着ているのは、ジャージ。手にはラケット。


平野紫耀
平野紫耀
あ、あなた!
あなた
あなた
しょう…今日なんかあるの?
平野紫耀
平野紫耀
バドミントンしに。
26日に個人の試合があるんだ。
県大会だから、勝てたら全国いける。
あなた
あなた
そうなんだ!すごいね
平野紫耀
平野紫耀
絶対勝つ自信あるんだ〜♪(´ε` )
あなた
あなた
ほんと〜?笑笑
平野紫耀
平野紫耀
うん!
あなたその日空いてたら見に来てね〜
じゃあいってくるね!



帰ってすぐベッドに横になった。














分かってる。自分でも。
もう分かった人もいるでしょ?
まっけんが海外に行く日、廉くんの試合の日、紫耀の個人試合の日

かぶってるんだよね。











告白のこともあるし、絶対ここで決まるよね…















どうしよう…




私はみんな大切で

大好きなのに…

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