まっけんと来た場所は…
綺麗な景色が見れるところ。
お花畑とか観覧車とか…
絶景スポット盛りだくさん。
普通は、なんだそんなところかと思うと思うんだけど私とまっけんからしたら
ここは思い出の場所なんだ。
昔、親とまっけんの家族とで来たことがあって…。私のお気に入りの場所だった。
それと、まっけんが一時帰国した時ここに来たらしい。
その時私は記憶を失ってて美桜を忘れてた時期…かな。
そう言ってまっけんは一つのお花畑の前で止まる。
まっけんは桔梗を一本取って私の髪につけてきた。
そう言って笑う。
かと思いきやいきなり真剣な表情になった。
それにしては結構はっきり聞こえたんだけど…
その後、私たちはいろんな乗り物に乗ったりして帰った。ーーーーーーー
まっけんと別れて、自宅へと帰る途中で紫耀を見かけた。
けど、普通の服を着ていない。
着ているのは、ジャージ。手にはラケット。
帰ってすぐベッドに横になった。
分かってる。自分でも。
もう分かった人もいるでしょ?
まっけんが海外に行く日、廉くんの試合の日、紫耀の個人試合の日
かぶってるんだよね。
告白のこともあるし、絶対ここで決まるよね…
どうしよう…
私はみんな大切で
大好きなのに…
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。