-廉side-
今、俺らは あなたの家の前にいる。
前1回来たきりだからな……
あなたのお母さんと会うのも緊張する
そんなこと考えているうちに今田がインタンホンを押した。
あなたが倒れた時のことだ。
あの時は本当に焦ったなぁ……
✄------キリトリ------✄
あなたなら二階の部屋にいるから行ってあげて
と言われ、あがった。
ガチャッ
あなたはゆっくり起き上がった。
まだ少ししんどいのか目がポーっとしている。
そう言ってみるとあなたは急に
そう言って俺に抱きついてきた。
あなた……俺を新田真剣佑と勘違いしてる?
どうすれば
そう思って今田と紫耀の方を向くと
二人とも絶句していた。
仕方ない
そう言ってあなたを優しく抱きしめた。
こうしとかないと
あなたも
自分自身も
落ち着けない気がした。
あなたは最後まで新田真剣佑の名前を呼んで寝た。
✄------キリトリ------✄
あなたside
私はかなり寝てたそうで起きたのが午後5時だった。
なんか…抱きしめられた感覚が残ってるのは……なんでだろ
ふと机の上を見るとファイルが置いてあった。
しかもめっちゃ分厚い……
私変なことしてないよね?
してなかったらいいんだけど……
風邪の人にもこんなのやらせるの?(--;)
先生普段は優しいけどたまに鬼畜だよね
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。