第33話

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2019/02/11 05:16
-廉side-

永瀬廉
永瀬廉
((結局来ちゃったし

今、俺らは あなたの家の前にいる。

前1回来たきりだからな……

あなたのお母さんと会うのも緊張する




そんなこと考えているうちに今田がインタンホンを押した。
はーい
あれ?美桜ちゃん?
今田美桜
今田美桜
あ、あなたが今日休みだったから。
そっか……わざわざありがとう。
紫耀くんも廉くんもありがとうね
永瀬廉
永瀬廉
名前…覚えててくれてたんですね
覚えてるわよ。
あの時は迷惑かけたわね……

あなたが倒れた時のことだ。

あの時は本当に焦ったなぁ……
平野紫耀
平野紫耀
あなたに会ってもいいですか?
もちろん。
少し熱下がって話す事なら出来ると思うから。

✄------キリトリ------✄

あなたなら二階の部屋にいるから行ってあげて
と言われ、あがった。



ガチャッ
今田美桜
今田美桜
あなた……大丈夫?
あなた
あなた
んッ……?
あなたはゆっくり起き上がった。

まだ少ししんどいのか目がポーっとしている。
永瀬廉
永瀬廉
無理しなくていいからな

そう言ってみるとあなたは急に

あなた
あなた
ごめんなさい

そう言って俺に抱きついてきた。
あなた
あなた
ごめんね……
永瀬廉
永瀬廉
あなた……?
あなた
あなた
まっけん……
永瀬廉
永瀬廉
……

あなた……俺を新田真剣佑と勘違いしてる?

どうすれば






そう思って今田と紫耀の方を向くと

二人とも絶句していた。






仕方ない
永瀬廉
永瀬廉
大丈夫だよあなた…
きにしないで。

そう言ってあなたを優しく抱きしめた。


こうしとかないと

あなたも

自分自身も

落ち着けない気がした。

あなた
あなた
まっけん……
あなたは最後まで新田真剣佑の名前を呼んで寝た。

✄------キリトリ------✄

あなたside

私はかなり寝てたそうで起きたのが午後5時だった。

なんか…抱きしめられた感覚が残ってるのは……なんでだろ

ふと机の上を見るとファイルが置いてあった。

しかもめっちゃ分厚い……

あ、あなたそれ美桜ちゃん達が持ってきてくれたのよ。
ついさっき帰っちゃったけど。
あなた
あなた
私起きてた?
1回起きて、寝たって。

あなた覚えてないかもしれないわ。
結構意識が、もうろう としていたらしいから。
あなた
あなた
そっか……

私変なことしてないよね?
してなかったらいいんだけど……
そのプリント来週までにやっておきなさいって。
先生からも電話来たの。
あなた
あなた
わかった。
風邪の人にもこんなのやらせるの?(--;)

先生普段は優しいけどたまに鬼畜だよね

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