ジョングクside
やってくれたなテヒョニヒョン。
なんというタイミングで聞いてくれてんのさ。
そして僕の華麗なる「ヌナはグクペン💕」攻撃は見事全員にスルーされたじゃないか。
ブーメランのように僕に戻ってきた攻撃にたじろぎながらも、
「さてユンギヒョンはどう出るかな?」とワクワクしていたら、
あの人とんでもない兵器を出しやがった。
( なんてこった。 )
エレベーターの中で白い息が出そう。
いくらなんでもそら冷たいよユンギヒョン。
しかもそれずるいやつだよ。
色々相手の子が意識しちゃうやつじゃん。
本当にタイプだったら、
「タイプだったのに…遠回しに拒否られたのかな?どういう意味なの?タイプだよって訂正しちゃおうかな💕」
ってなって、
本当にタイプじゃなくても、
「え?なにそれ?私に気でもあるの?ちょ、恥ずかしい💕」
とかなっちゃうやーつ。
なんて思ってたらあなたヌナは違ったみたい。
顔が青ざめてるよ唇紫だよチアノーゼだよ。
( やだそれユンギヒョンじゃーん。)
ちーん。
エレベーターが地下の駐車場に着いたのと、
僕の想いがお陀仏になった知らせが同時に訪れました。
ダメだこのヒョン。
一回やっつけとかなきゃ。
( ちょっとテヒョニヒョン、後で話あるんで。 )
この圧力、
この四次元にどうか伝われ。
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みなさんお久しぶりですさらです。
精神科医のユンギ先生で新作についてのご相談してるのでよければ見てください
そして🌾植えてください
よろしくです
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。