第6話

ヤキモチ YGside
5,815
2018/12/30 12:50
ユンギside
一足先にメイクを終わらせてもらい、瞑想しようと思ってソファーへ座った
この後のステージのイメトレでもしようと思ったら目の前でジョングクとあなたヌナを包む雰囲気が甘くなってきていた
(なんだあれ、天然?計算?)
もちろん、俺を包む空気はどんどん悪くなっていく
(あいつ、、、やっぱりか)
ジョングクがあなたヌナのことをただのスタッフだとは思っていないことには薄々気がついていた
理由は簡単だ
あの人見知りのジョングクがあなたヌナには懐いているからだ
まあ、懐いているのはあいつだけじゃないな
特にマンネラインは「ヌナヌナ」うるさくて、かなわん
ただジニヒョンは俺の気持ちを知っているし、、、というか言ってないのに気づかれてニヤニヤされてるんだが、、、とにかく安全
ナムジュンは前にちょっと威嚇してやったらすぐ大人しくなって、今はいい感じの距離を保っている
さすがリーダー
ホソギは誰にでもフレンドリーだから。
まあ、マンネラインよりは問題なしだろう。
そんなこんなでただいま目の前で繰り広げられている恋敵と、想い人の会話を、どんな顔で聞き見を立てたら自然なんだろうか
(聞き見立てる前提か←)
イライラするなら見なきゃいいんだが、俺がいないところで進展されたら邪魔できない
だからって見ると腹立つし、いっその事イヤホン付けて夢の世界へ旅立ってしまおうと思い、カバンの中を探っていると
遠くから
You
You
ジョングク君が私の彼氏になってでもくれたら、、、
とか、云々聞こえてくる
(おいおい、聞き捨てらんねぇな)
さっき俺の会話でも顔を赤くした感じでも、ときめいてる感じでもないのが唯一の救いだが、言われた側のジョングクの方がドギマギしてんぞw
ほらみてみろ
片手で口元抑えて照れ隠ししてらぁ、
でも、言った側のあなたヌナからはなんのあざとさもかんじられねぇ
(くそ、たちわりぃ、)
そんな俺らを傍観するように隣に座っていたジニヒョンは、何が面白いのか、ニヤニヤし出すし
せっかくセットして貰った髪をワシワシかいて、堪らず
ユンギ
ユンギ
ヌナ
と言ってしまった








(何やってんだ、俺)

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