もし私に、好きな人がいたとしても
万が一ジョングクくんに言い寄られたりでもしたら
恋に落ちる自信しかなかったから言った言葉だった
それは100人いたら
100人がそう答えるだろう
気づつかないための予防線
本気にしたら痛い目を見るのは私
言いかけたところでクルっと体の向きが反転し
目の前にはジョングクくんの胸板
驚きで顔を上げるも、
その可愛らしい顔は肩にうずめて確認できない
顔を見れば少しは本当かどうかもわかると思ったのに
顔を埋めているのが逆に必死になっているように思える
精一杯の力を振り絞って離れたと同時に
両手で顔を抑えしゃがみ込むジョングクくん
(ほんと、ずるいよその反応、、、)
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。