またその声でコーチは目を覚ます。
顔赤らめてキョモに尋ねる。
キョモは冷たい目で見つめている。
キョモはいつも厳しいけど…さらに強い口調でコーチを怒り出した。
コーチがキョモに怒られしょんぼりする。
さっきまで怒っていたキョモがニコリと笑う。
動揺しているコーチにキョモは淡々と話す。
コーチは呑気にキョモに質問する。
コーチはお風呂場のことを思い出すと顔から火が出るほど顔が熱くなる。
コーチはブツブツ呟いていると、
キョモがコーチに近づいてきて肩をつかみ、ベッドに倒される。
コーチの服の中に手が入ってくる。
コーチは抵抗する。
キョモはコーチの頭部押さえてキスをする。
さっきのシンタロの時のキスと違い、優しくないと思いながらもキョモのテクニックに翻弄されていく。
コーチの口腔内をキョモの舌先が犯す。舌が絡み合うというよりは、キョモの舌がコーチの舌に絡みつく。
キョモの顔が遠ざかる。コーチは名残り惜しそうに唇が開きっぱなしになっていた。
コーチは一瞬、闇市に売り飛ばすされてもこんなことが待っていたのかと思うと今の現状も結局、あの時と同じだなと悟った。
シンタロ様が助けてくれなくても、場所、人を変えてすることは同じなのかと思うと自然と涙がポロポロと溢れ頬をつたうであった。
自分の運命を呪いたくなった…。
コーチはキョモがいまいちまだどんな人だかつかめないでいた。すっごい厳しいけどたまに優しくしてくれる。
だし、キョモさんは…。相手をしていら、ご主人様のこと好きになったりしないのかなって考え込んでいた。
難しい顔で眉間にシワ寄せて考え込んでいるコーチ。
キョモが笑う。
コーチはキョモが笑った姿を初めてみる。
コーチは恐る恐る質問する。
そんな会話していたらご主人様の呼び出しのベルがなる。
コーチはシンタロ様以外もご主人様がいて、まだ2人にはちゃんと会っていなかったと思う。
支度を整えてご主人様の元へキョモとコーチは向かう。
𝓽𝓸 𝓫𝓮 𝓬𝓸𝓷𝓽𝓲𝓷𝓾𝓮𝓭
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。