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“そろそろだね、行こ?”
飛ばします
“うん、ありがと”
今日は月に1度のあなたの定期検診です
喉の調子を見るやつ
病院
医者『どうぞー』
“こんにちは、お願いします”
医者『どうです?喉の調子は?』
“痛みは大分無くなりました”
医者『そうですか、では検査室の方にお願いします』
“はい………………”
検査後
医者『んー…………』
↑心配で見に来た人
医者『状態は良好ですね』
“…………トイレ行ってくるね”
……………………………………
医者『はい?』
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つい聞いてしまった
医者『…………………………』
医者『なんとも…………言えません
あなたさんの病気は先天性の疾患ですから…』
医者『しかし……世界にはある日突然、喋れるようになった方や亡くなるまで一言も喋れなかった方もいらっしゃます』
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医者『お気をつけて』
“(北斗の肩を叩く”
“帰ろ、ほっくん”
【次】
…。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!