お母さんが私とままとぱぱの家に住み始めて
約一週間が経った。
相変わらずわたしは足と腕の調子が悪い
あ 「 みほちゃん!これどこやるの?
あ、みほちゃんー!そこの全部閉まっといて」
は?
私は家政婦じゃないっつーの。
なんて。
またぱぱに嫌われたら嫌だし言わない。
「 お母さん!みほ100点とったの!」
あ「 おーすごいね!みほちゃん頭いいんだ!
お母さんって呼んでくれて嬉しい」
『お母さん』 『 お母さん 』
何回でも呼ぶよ。 『 お母さん 』なら
最初の方はお母さんは受け入れてくれた
だから私も受け入れることにした
まだ嫌な気持ちもある
だけど私が少しの我慢をすればいいのなら
私は我慢する。
そうすれば終わるなら
そうやって育ってく。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!