第6話

五話☆
1,121
2023/03/13 10:04
         ー数週間後ー
あなた
…。
 
   最近、進捗はどうかって?


   …全然ダメ。


   でも、ぶるーくが照れてくれないんじゃない。


   そもそも、ぶるーくと関わることが


   少なくなってしまった。
 
あなた
(今日は少しだけでも話せれば…。)
   そう思って席を立つと、


   いつもと同じ現象が起こる。
 
クラスメイトの女子
ぶる〜くく〜ん!
Broooock
んー、何ぃ?
クラスメイトの女子
んふふ、もう、眠そうなんだから!
クラスメイトの女子
お昼もう食べたの?
Broooock
お昼食べる前に寝てただけだよ〜。
これから。
クラスメイトの女子
そうなの?
じゃあさ、一緒に食べよ?
クラスメイトの女子
あたし、ここにおべんと持って来てい〜い?
Broooock
構わないよ。
 
あなた
…ダメか。
   このように


   とあるクラスメイトの子が


   最近ぶるーくにずっと付いている。


   ボクが話していてもお構いなしで


   やってくるし、


   それだけじゃなくて、連れてっちゃうし。
あなた
(ぶるーくの馬鹿…。)
あなた
…何言ってんだろなぁ…。
別にボクたちにそういう関係があるわけじゃないけど…
あなた
…〇〇さんとばっかり…。
   …勝負やめるなら


   やめてくれないかなぁ…。
あなた
1人でずっと抱えたくないもん…。
 
        じゃあ、俺とする?
 
あなた
…!
きんとき
やっほぉ、あなた。
あなた
きん…とき…?
きんとき
もう、浮かない顔して。
可愛い顔が台無しじゃん。
あなた
可愛くないよ…。
きんとき
…w
きんとき
なぁに、ぶるーくに嫉妬してんの?
あなた
えっ…?
   そう笑う彼の顔は


   なんだか悪魔みたいだ。
きんとき
図星かな?w
あなた
ず、図星なんかじゃ…‼︎
な…い…けど…。
きんとき
あっはは、バレバレ〜!
あなた
…。
あなた
…きんときぃ…。
きんとき
んー?
   こんな時でも


   優しく笑ってくれているきんときを見てたら


   何だか少し、安心した。
あなた
もう勝負やめた方がいいと思う…?
…ぶるーくはどうせ、辞めてるようなものだもん…。
あなた
ボク一人だけでそのことを考え続けないといけないのかな…。
きんとき
…そっかぁー。
きんとき
まあ、俺は何も言えないし、それはあなたに任せるけど…。
きんとき
アイツは…あなたに一途なはずだよ。
あなた
え?
きんとき
いいのー?
ここで降参したら、あなたの負けだよ?
あなた
…!
あなた
…それは嫌だね。
きんとき
…!
あなた
ありがとう、きんとき。
あなた
ボク、絶対の絶対に勝ってくるから。
きんとき
うん、それでこそあなたじゃんw
   そう言って、きんときは


   ボクの頭を撫でてくる。
あなた
あ〜!
髪がボッサボサになるよぉー!
   今日の帰りこそは


   ぶるーくと話そう。
 
   あ、でも…


   何を話そう!
   次回、♡×10
ぬ
意外とこの小説人気だな…。
ぬ
ノリと勢いで始めたんだけどね…w

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