『 … は ? 』
最期の外 ? どういうこと ?
「 意味わかんない ?
ね-ちゃん馬鹿だもんね 。 」
ジリジリと距離を縮め
私は無意識に後ろに下がるけど 、
_ ドンッ
後ろの壁にぶつかって尻餅をつく 。
「 ね-ちゃんはね 、 色んな人に狙われてるんやで?
気付いて無いと思うけど 、 そこら辺の奴等はこんな事したいって思っとるんや 。 」
そのまま廉は口付けをする 。
深くて息が出来ないほどの 。
『 … れ ッ 、 ん 』
「 ふはっ 、 最期に出来て良かったわ 。
これで後悔は無いやんな? 」
__ ね-ちゃんに虫が付かないように 。
俺だけの世界にしてやるから 。
そう言って刃物を振りかざした 。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!