そっと視線を麗夏移す。
あんなに元気だった麗夏が今は静かに寝ている。
いつもは麗奈って呼んでくれるのに…
いくら呼んでも返事はない。
泣いた。たくさん泣いた。
でも麗夏は帰ってこなかった。
✄--------------- キ リ ト リ ---------------✄
あれから2週間位だろうか。
私は麗夏に会いたくてとうとう_
自殺した。
゛幼馴染のみんなゴメンね ゛
麗夏も麗奈も他界した。
みんな悲しみにおぼれた。
何回も泣いた。何回もすれ違った。
逢いたいけど逢えない。
その悲しみはこれから消えることはない。
でも前を向かなきゃいけない。
このあと4人は長い時間をかけて前を向くようになった。
次回作者挨拶。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!