会話を交わしながらも手早く掃除を始めた。
まぁ普通に拭いたりとかそういうのはすぐ終わったんだけど…シーツどうしようか。
洗いに行くんだが、召使いたちはいっぱいいるわけで…
ここは莉犬に洗いに行ってもらうべき?
けど、召使いたちも普通に察してくれない?
僕も年頃の男子ですしね?
ん~…これはどうするべきか…
二人で洗いに行くのは完全に証明してるようなものだからできないとして、まぁ僕が行ったほうがいいよな
莉犬にそうやって任せっきりになるのもよくないし
同性愛が気持ち悪がられるこの時代。
いつになったら認められる時代が来るのだろうか
近いうちにくることを願いたい
莉犬はそういって部屋から出て行った。
ふ~…緊張するけど行きますか…
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。