第29話

ブルーベリースモークワールド ditn
94
2022/02/14 04:12

企画が終わり休憩時間になったので、たなっちはタバコを吸おうと思いベランダへ出た。

tn「……うわ、ちょっと肌寒いな」



たなっちがそんなことを呟いていると、ベランダのガラス戸が開く音がした。

di「一緒に吸っていい? 」



tn「あっ、はい 」



di「……」



tn「……」



tn「……はあ 」



di「大きい溜息してどしたの? 」



tn「いや最近疲れやすいんすよ」



di「たなっちもおっさんになったねえ」



tn「それはだいちくんもじゃないですか(笑)」



di「確かに(笑)」

tn side
(だいちくんとのこの時間好きだな。みんないるはずなのに煙に巻かれて世界に2人だけみたいで  )

di「てか、企画の服まだ着てたんだね」



tn「はい、着替えるのめんどかったんで」



di「完全タバコ吸うヤンキーやん」



tn「だいちくんだってヤンキー時代吸ってたじゃないですか〜(笑)」



di「吸ってないわ(笑)。あとヤンキー時代なんてないわい」

tn side
(企画でヤンキーの格好して、そのままだったわ。学ラン着てタバコ吸ってると、なんか悪いことしてる気分になるな。まあ、自分が今学生だったら絶対やんないだろうけど  )

tn「最近みんな電子タバコすね〜」



di「まあ普通のタバコより匂いとか少ないしね」



tn「そりゃみんなこっち吸いますよね」



di「そういえばたなっちってどういうの吸ってんの? タバコ」



tn「あー、なんか甘めのやつです。ブルーベリーぽい味がする」



di「俺はメンソール系かな、あとたまにコーヒーみたいなの」


tn「なんか、イメージ通りって感じっすね」



di「メンソール系吸うイメージあった? 」



tn「なんとなく 」



di「……ふーん。ねえたなっちの吸ってるやつ吸わせてよ」



tn「いいすよ、どぞ」

タバコを渡そうとしたとき、だいちはたなっちの腕を掴んで、彼が吸っていたタバコを吸い始めた。

di「んっ、甘いね」



tn「……えっ、はい//」



di「今度俺もこれ買ってみるよ、これ」



tn「いっ、いいと思いますよ//」



di「さてと、仕事に戻ろうかな」



tn「あっ、はい//」



di「今度はさ、ここで味わわせて」



だいちはそう言うとたなっちの唇を指でゆっくりなぞった。

tn「……なっ// 」



di「じゃ、先戻ってるね」

そう言ってだいちは部屋に戻っていた。


tn side
(胸も唇も身体全体、甘さと熱で溶けてしまいそうだ。
だいちくんと視線があったとき、「ほしい」と言っているような気がした。俺もだいちくんのこと「ほしい」と思ってしまった。同時にあなたと同じ味を共有したいとも思った。
















あなたの吸うタバコの煙でさえも)

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