あなたside
気づいたら朝になってた
いつ寝たんだろ?
執事「あなた様おはようございます」
執事「朝食の準備が出来てますので、移動をお願いします。」
執事「樹様はどうなさいますか?」
執事「20歳だと聞いています」
起こさないように部屋を出て席に着いてご飯を食べてると、パパとママが来た
秀明「おはよ」
咲子「まだ学校に行ってなかったの?早く行きなさいよ」
朝からとかキツイんだけど…
もう学校行って屋上にでも行こうかな
執事「かしこまりました」
部屋に大事な写真を忘れたから取りに行った
あれ?でも昨日握ってたよう何がするんだけど?
気のせいかな?
ガチャ
自分のベッドのところを見ても見当たらない
あれは1番大切なものなのに…
隣でモゾモゾ動いた
まだ少し寝ぼけてるのが可愛い(笑)
あっそうだ聞かなくちゃ!
伸びながら答えてくれる
でもまだ眠そう(笑)
そう言って樹君の枕元に置いてあった写真を渡させた
行ってきます!なんて何年ぶりに言ったんだろ?
きっとあの頃からかな…
学園についてもまだみんなは来てなかったから荷物を置いて、屋上に行った
そしたらそこに…
日向「あんたこそなんで居んのよ!」
女子A「丁度いいじゃん!」
なんで居んのかなんて正直どうでもいい
気にすることなく、屋上から下を見おろせるところに座った。
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。