あなたside
気分が悪い
色々思い出してきた
あなたの側近の執事がハンカチを渡してきた
執事「涙をお拭きになってください」
そうあなたは泣いていた
なんで泣いてんだろ
ハンカチを貰って涙を拭いてるとメイドが走ってきた
メイド「失礼します…お嬢様」
メイド「秀明様と咲子様がお戻りになりました」
メイド「それが急遽予定を変更して、帰国されたそうで」
メイド「…」
執事「どこにいるんだ!教えなさい!」
メイド「あなた様の学園にいるっという連絡が入りました」
執事「かしこまりました」
なんで学園になんか行ったのよ
何ないのに…
執事「車の用意が出来ました」
執事「かしこまりました」
学園まで行ってあなたを支配したいの?
あなたって生まれてきてよかった?
もう…わかんないよ
いつものコンビニで止まってもらって、走った
明らかに場違いな車がある
バレちゃうじゃん
秀明「この子達とは話が合わないみたいだ」
校長「熱い奴らですので失礼な事を申し上げました。失礼しました。」
こんな所に来てまでやじ飛ばしてんの…
ガチャ
秀明「なんだ戻ってきたのか」
秀明「あなたの学園を見ようと思ってな」
咲子「でも、この子達と一緒にいるみたいね」
秀明「礼儀も知らない馬鹿みたいなこの子達といるとお前までバカになる」
咲子「ただでさえ過去に馬鹿なことしたんだからこれ以上藤井の名に傷をつけないで」
秀明「そんな事分かってる。だからお前は馬鹿で何も出来ないんだ。お前なんか生まれてこなくてよかった。」
咲子「ごめんなさい…私が流産したばっかりに…」
秀明「咲子のせいじゃない。悪いのはあなただ」
やっぱりそう思ってたんだ…
私が産まれる前にもう1人生まれてくるはずだった。でもママが流産しちゃって…
秀明「あなたの事子供なんて思ったことは無い」
こんなにハッキリ言われたのは初めて…
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。