第24話

💘
7,382
2023/06/01 22:20



iw
元々 , 昔から好きな人でさ
iw
気さくな人 , 親切だったよ



資料を抱えた状態で , 照は惚れ気話を始めてくれた .

ただ一つ , 僕は気にかかる点があった .


ab
‥ だったって , 今は?
iw
… それは



その時 , " 阿部さん!!"と大きな声で呼ばれて ,

興味深かった内容が遮られた .

でもそれも仕方ない , 仕事中だから … 笑


º
部長がお呼びですよ
ab
… 了解 , じゃあ 、、 


ab
また今度聞かせてね?照
iw
おう



二言だけを発して , 照は

部屋の中に戻って行った .




________



ab
はぁ … 終わった 、、、 



部長が " 時間より質 " という考えの方で

本当に助かったと思う .

んー , と喉を鳴らしながら , 資料完成で

疲れ切った体をゆっくり伸ばした .



ab
7時に帰れるの , 久々かも 笑
ab
『 目黒くん , 今から帰るよ 』



mm
『 お疲れ様です 』
mm
『 お迎えしますね 』
ab
… ふふ ,


早く会いたいな .

声が聞きたい , 姿が見たい .



ab
帰るね
º
お疲れ様です



会社を出たら , 僕は走った .

" 疲れた " よりも " 会いたい " が勝って .

ただひたすらに足を回転させた .



エレベーターの前まで来ると ,

僕は息を上がらせながら乗り込む .

" 阿部くんのフロアで待ってるよ " と書かれた

メールを開いて , 到着する事だけを祈った .



そして , エレベーターの扉が開くと ____



mm
おかえりなさい , 阿部くん


にこりと笑みを浮かべた彼が ,

寂しかったといわんばかりに抱きついた .



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