第6話

🌿.6
175
2021/02/19 07:48


着いた先は小さな湖だった



その湖の向こうに明るい搭があった





(なまえ)
あなた
どう?素敵でしょ!ここ!
ウォヌ
ウォヌ
あぁ、すごく。気に入ったよ。
(なまえ)
あなた
ほんと!?良かったわ!!
あ、そうだ。




彼女は何かを思い出したかのように

そう、小さく呟いた。




すると、彼女は少し先に歩いてから

こちらを向いて手招きをした。




(なまえ)
あなた
こっちこっち!



彼女のもとへ小走りで駆けつけた。




(なまえ)
あなた
あなたボートに乗ったことは
あるかしら?
ウォヌ
ウォヌ
いや、きっとなかったはずさ。
昔のことはあまり覚えてないけどね。
(なまえ)
あなた
これ、私のボートなの。
古いけどなかなか立派でしょ?
ウォヌ
ウォヌ
あぁ、素敵だと思うよ。
乗っても良いかい?
(なまえ)
あなた
えぇ、もちろん!
まずは私が漕いであげるわね。
ウォヌ
ウォヌ
ありがとう。





そして、僕たちはボートに乗った。



すると彼女は器用にボートを操った。




(なまえ)
あなた
どう?上手でしょ?
ウォヌ
ウォヌ
あぁ、僕よりはうんと上手だね。




その言葉を聞くと彼女は

嬉しそうに微笑んだ




でも、なぜかわからなかった。












彼女が何を考えているのかだけが。











プリ小説オーディオドラマ