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第6話

第2章 〜Journey 〜
846
2022/08/23 13:24
((チャプター公開日時間違えてて完成する前にアップされてました。そんでなにか公開できなくなってしまったので再アップします。所々変わってます。))






裏の世界をでてから、約2週間が過ぎた。
あいつらが今どこで何をしているのか。


…それは、ジークから聞いていたから分かっている。
…でも、心のどこかでそれを信じたくない気持ちもあった。
アナウンサー
『次のニュースです。1週間前から行方不明者が世界的に増え始めている件について、政府は ─』
ねろちゃん
………。
街中のなんかに映っている…ニュースっていう何かを見る。

…この行方不明者がでているのも、あいつらのせいなのか?
ねろちゃん
…止めないと。
でも、どこにいる?
どこに行けば、会える?
アナウンサー
『続いてのニュースです』
アナウンサー
『先日から、中国政府と連絡が取れていないと、アメリカ政府の発表で明らかになりました』
ねろちゃん
………。
アナウンサー
『アメリカ政府は、中国に数名関係者を向かわせたと発表しましたが、その関係者から未だ連絡は来ていないとのことです』
ねろちゃん
中国…。
今俺のいる場所は、日本という場所らしい。


その中国がどこにあるかは分からないが…。


…案外、どうにでもなるかもしれない。


俺は数日街中を歩き回り、中国の行き方を調べた。


モンゴル行きの飛行機というものに乗れば、中国近くまで行けるようだ。
俺は通貨というものは持っていないから、本当なら飛行機には乗れない。


でも乗る方法はある。それは。





子ども
……?
ねろちゃん
……やべっ
子ども
…ママ、ママ!
母親
どうしたの?
子ども
外に誰かたってる!
母親
……はい?
子ども
ほら、あそこ……あれ?
母親
誰もいないじゃない。
母親
それに、飛んでる飛行機の外に人がいるわけないでしょ?
母親
危ないんだから。
子ども
でも、いたんだよ?















そう、その方法は。


飛んでいる飛行機の外に乗ること。


乗るっていう表現はおかしい気がするな…。


ちょっと風は強いが、これくらいなら大丈夫だ。


俺たちは人間とは違う。


見た目は似ているかもしれないが、根本的な肉体の強度が違うんだ。


だからこれくらい、どうってことはない。

ねろちゃん
……さて、中国には誰がいるかな?







ここまで読んで下さってありがとうございます。


こちら Last vanpaia 、2章からはねろちゃんが表の世界に来てから人間の瀬戸さんと出会うまで何をしていたのかと、それからまた再び出会うまで何をしていたのかを語ろうと思います。



ぼちぼちこちらも進めて行きますので、読んで頂けると幸いです。


それではまた( ´ ▽ ` )ノ

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