((チャプター公開日時間違えてて完成する前にアップされてました。そんでなにか公開できなくなってしまったので再アップします。所々変わってます。))
裏の世界をでてから、約2週間が過ぎた。
あいつらが今どこで何をしているのか。
…それは、ジークから聞いていたから分かっている。
…でも、心のどこかでそれを信じたくない気持ちもあった。
街中のなんかに映っている…ニュースっていう何かを見る。
…この行方不明者がでているのも、あいつらのせいなのか?
でも、どこにいる?
どこに行けば、会える?
今俺のいる場所は、日本という場所らしい。
その中国がどこにあるかは分からないが…。
…案外、どうにでもなるかもしれない。
俺は数日街中を歩き回り、中国の行き方を調べた。
モンゴル行きの飛行機というものに乗れば、中国近くまで行けるようだ。
俺は通貨というものは持っていないから、本当なら飛行機には乗れない。
でも乗る方法はある。それは。
そう、その方法は。
飛んでいる飛行機の外に乗ること。
乗るっていう表現はおかしい気がするな…。
ちょっと風は強いが、これくらいなら大丈夫だ。
俺たちは人間とは違う。
見た目は似ているかもしれないが、根本的な肉体の強度が違うんだ。
だからこれくらい、どうってことはない。
ここまで読んで下さってありがとうございます。
こちら Last vanpaia 、2章からはねろちゃんが表の世界に来てから人間の瀬戸さんと出会うまで何をしていたのかと、それからまた再び出会うまで何をしていたのかを語ろうと思います。
ぼちぼちこちらも進めて行きますので、読んで頂けると幸いです。
それではまた( ´ ▽ ` )ノ
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!