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第1話

〜 Prolog 〜
1,279
2022/06/23 14:23












ねろちゃん
…ざけんなよ…


彼の目の前には、ひとりの男性(?)の死体が。
ねろちゃん
『俺は絶対居なくならないから』って言ったじゃねぇかよ…

友人の亡骸を見て、彼はそう呟いた。



何百年、何千年と共に過ごしてきた友人たちが、この十数年で次々と息絶えた。
ねろちゃん
なぁ、俺はこれからどうしたらいい?

もう答えるはずのない元友人の骸に、彼は悲痛に問いかける。
ねろちゃん
独りで、どうしろって言うんだよ…?


独り。たったひとり。
生き残った吸血鬼ヴァンパイアは、もう彼一人。





これは、とある世界の裏側で起きた、1人の吸血鬼の物語。







ここまで読んでくださってありがとうございます。


この物語は、もしかしてもしかするととある物語と繋がるかもしれないお話です。


良ければ今後も読んでいただけると嬉しいです。


それではまた次のお話でお会いしましょう。

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