第9話
(👦🏻)
えっ、どうして
彼がクラッカーを持って立っていた。
半ば強引に座らされ
___っえ?
突然の言葉で驚いた。
けど、どうしてこの人が私の誕生日を?
ってか名前も…
ふわっと優しい笑顔を私に向ける彼。
口角が上がったところにはえくぼができていて、強面の雰囲気からは想像がつかないほど可愛かった。
今までよく見ていなかったが、、、この人めっちゃかっこいい
それにうるさいくらい心臓がバクバクしてる
私の個人情報がパンパンに入ってるのに!!
慌てて椅子から立ち上がって彼から取ろうとするけど
手を挙げられてしまい、取れない。背が高いからって、
彼は私が慌てている様子を見て楽しそうに笑いながら見下ろしてくる。
あんな家にいたくないからさっきあんなとこにいたんじゃん、
さっき言われた言葉が氷の槍のようにまだ心に深く突き刺さっている。
まぁ、知らなくて当然か…
何も答えず俯いていると
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