第248話

夜久衛輔③
7,310
2022/09/07 13:36
あなたside
屋上に連れてこられてしまった...。


そして私達は今何やってんだ?



互いに正座して顔真っ赤にして。



あなた
...つまり、衛輔はその...私が好き、と
夜久
...そう、なるな
あなた
なる、ね
...いや、気まずっ。



なんでこうゆう日に限って誰もいないの?
当たり前か、もう授業始まるわ。
いーか、次の時間はサボろう。




チラッと衛輔を見ると、バッチリ目が合った。
あなた
あ、そ、その...私のどこに惹かれたん?
夜久
え、えっと...全部?
あなた
マジ?
夜久
マジ




思ったより本格的だったわ。
夜久
えっと...で、返事とか、ある?
あなた
返事、は...えっと、ちょっと待って
夜久
うん
...うん、たしかに衛輔は好きだよ?

身長も私より高いし、私みたいにバカじゃないし、バレー部の後輩達まとめてるし?
でもって運動できるし、バレーやってる時のリベロとかカッコイイし?



ていうか、こんなにカッコイイ見つけてんなら、もはや私も好きということになるのか?

あなた
えと...多分、好き...だと思う
夜久
あー...多分...?
あなた
...いや、おそらく?
夜久
...おそらく?
...いや、違うわ。
あなた
...私も
気付かなかっただけで、ずっと衛輔が好きだったんだ。
いつも近くにいる人は衛輔だった。



休んだ日とか柄じゃないのに心配したり、2人で遊んでる時は何だか特別な感じもした。



これが好きっていう感情だったことに気付かなかっただけだ。
夜久
...じゃあ、俺と付き合ってください
あなた
...はい...!
 
















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