第20話

放 課 後 の 出 来 事 __ 。
1,392
2018/08/20 03:59



キーンコーンカーンコーン…


先生
じゃあ今日のHRはここまで!



皆がバラバラと解散していく中、



るなちゃんが私のもとへ来た。


るな
ねぇねぇ、ちょっといいかな?
あなた

う、うん…。

ポッキー
ポッキー
…。(るなに呼ばれてる…。ちょっと嫌な予感が…)



俺は、あなたがるなの後をついて行くのを目で追っていた。







*☼*―――――*☼*―――――*☼*―――――*☼*



るなちゃんの後をついて行くと屋上に着いた。


るな
今日も、ポッキー君と来てたね…。!
あなた

え、あ…うん…。

るな
しかも今日なんか、めっちゃ見つめられてたし。
あなた

別にされたくてされたわけじゃないし!

るな
なんでるなに対してそんな口調なわけ?

あんま調子のんなよ。。?

私とポッキー君との恋、応援してくれるって言ったよね? もう限界なんだけど。


あんたたちがイチャついてるのを見るのが。




そう言ってるなちゃんが私の頬をバチンと叩いた。


あなた

っ……グスッ…




傷んだ頬に涙が染みてさらに痛みを感じる。


るな
え、何泣いてんの?笑
あなたちゃんってそんなに弱いんだ。笑



そう言って私の腹を蹴ってきた。



その衝撃で倒れ込んだ後、



手や髪を足で踏みつけてきた。



もう指は傷だらけ。。



誰か……



















- P o c k y -



あなたの帰りを待ってから20分が経った。。



流石に遅すぎる。



るなに何かされてる気がする。



るなは結構いじめをする人で有名だ。



知ってる人にはわかる。



そう思うとあなたが心配になってきた。



俺はるながよく居ると噂されている屋上へと走って向かった。













意識が朦朧としてきた。。



聞こえてくるのはるなちゃんの笑い声。



その笑い声と違う音がふと聞こえてきた。



ガチャッ



それは勢いよく扉が開いた音。



その後にあの人の声が聞こえた。。。


るな
ん?あ、ポッキー君!
ポッキー
ポッキー
あなた…!!



遠くであなたの倒れている姿が見えた。



来るのが遅かった。。。



俺は悔しい思いを抑え込みながら



あなたの元へ走っていった。



俺の方に走ってくる、るなを無視して。


るな
……えっ…?
ポッキー
ポッキー
あなた!大丈夫?!



あなたは何も応えてくれない。



どんなに声をかけても……



どんなに揺さぶっても……



どんなに……



どんなに……










………………










あなたは目を閉じたまま。




























俺がなんとかして助けないと…!!










❥ N E X T …






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