第29話

本 当 の 恋 は . ¿ ?
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2018/09/09 01:26





部活が終わり、



皆よりちょっと早く校門に向かった。



校門を出るとそこにはポッキーくんが立っていた。



あなた

ごめんね、遅くなって。

ポッキー
ポッキー
ううん、大丈夫だよ!…











ポッキーくんが何かに気づいたのか



私を強引に抱いて私の身を隠している。









あなた

っ……ポッキーくん…?……痛いよ…/////

ポッキー
ポッキー
ごめん、もうちょっと我慢してて(耳元










私はポッキーくんの腕と腕の間から



ちらっと外を見た。



すると、



ちょうど真横を通ったはじめと目があってしまった。



ポッキーくんはどうやらはじめに気づいて



私に気を使って隠してくれたみたい。










だけど、



私と目が合ってしまったから



はじめは黙っていられず、



ポッキーくんに口を出した。



















はじめ
はじめ
おい。なんで抱きついてんの?











その言葉に反応せず、



ポッキーくんは黙って私を強く抱き続ける。









はじめ
はじめ
答えろよ。彼氏でもないのに俺の妹に抱きつくな。
ポッキー
ポッキー
彼氏ですけど。
はじめ
はじめ
は?嘘つくなよ。
ポッキー
ポッキー
嘘じゃないです。俺はあなたの彼氏です
…ね?あなた。
あなた

っ……(。_。`)コク

はじめ
はじめ
あなた、帰るぞ。(あなたの手を引っ張る
あなた

やめてっ…!






















そう言った瞬間、



ポッキーくんが私の反対側の腕を引っ張った。



















ポッキー
ポッキー
やめてあげてください。
あなた

ポッキーくん……っ…//

ポッキー
ポッキー
お兄さんはあなたが嫌だと思っていることをするから。あなたがお兄さんのこと嫌ってるんじゃないですか?































嫌ってるわけじゃない…










ただ喧嘩しただけ。










私が大っ嫌いとか言ったのも










ほんとに嫌いだと思って言ったわけじゃない。





























はじめ
はじめ
っ…そんなこと…
ポッキー
ポッキー
俺はあなたを傷つけたりは絶対しません
はじめ
はじめ
っ……。































はじめは黙って帰ってしまった。




























ポッキー
ポッキー
あなた、大丈夫?
あなた

うん…。ありがと。




















































こんなに私のこと思ってくれてるのに






























何かが心につっかえてる気がする…




















































❥ N E X T …









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