第8話

.+*:゚+。. e.p 05 …☆
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2018/08/21 22:53
«部屋の天井»


安条 妃奈月
安条 妃奈月
うう…
妃奈月はあれからはやくも2時間後にその重たい瞼を開きました
A.イト
A.イト
目を覚ましましたか。お嬢さん。
妃奈月の目の前には美形の男が心配そうに妃奈月を覗き込みました。
その美しさに思わず妃奈月はビクッとして残り少ない力の腕で男の肩を押す。
安条 妃奈月
安条 妃奈月
結構です。大丈夫ですから。
A.イト
A.イト
いえ、大丈夫ではないです。
男は妃奈月の手を丁寧に退かしてゆっくりと妃奈月の腰と頭を持って、再び妃奈月を仰向けにしました。
A.イト
A.イト
あなたは"神秘の森"ですらその身が持たなかったのですね。
妃奈月はなんて言ったらいいのか分からずにただ俯き、それを見兼ねた男は軽くため息を吐く。
A.イト
A.イト
アテワという男から聞いたと思うが、君が神から選ばれた。1年間の召喚に。だけど、ここまで貧弱とはな。
安条 妃奈月
安条 妃奈月
私は…貧弱…なんですか?
A.イト
A.イト
魔力をあんまり感じなかったよ。神はどうしたかったのやら…
F.レナ
F.レナ
でも、神が決めた事だから守らないと。なんでしょ?
男の後ろから小さな少年が出てきた。甘い笑顔を漂わす。妃奈月は思わず見とれてしまっていた。
F.レナ
F.レナ
ね、僕はレナ。魔法見習いのレナ。中級見習いだから一応Fの称号を持ってるんだー!
A.イト
A.イト
僕はイト。こっちの世界と他の世界の管理をしている。つまり、たまに不都合で流れてくる部外者をこちらに入れないようにしている。
安条 妃奈月
安条 妃奈月
私は安条 妃奈月です。
A.イト
A.イト
君は、覚悟は出来ているかい?
安条 妃奈月
安条 妃奈月
…えっ?
F.レナ
F.レナ
出来てるって言うか、してもらわないとね!
A.イト
A.イト
今から、君をこちらの世界に連れてくる。
妃奈月の心臓はこれまでにないほど大きく鳴り響く。無神経にも体が拒否反応を起こしている。
A.イト
A.イト
やはりか…
F.レナ
F.レナ
怖さを取り除いてあげないとね。
安条 妃奈月
安条 妃奈月
ちょ…何する…んでしょうか?
A.イト
A.イト
手荒でごめん。君の感情を一瞬もらうよ。
そう言うとイトは魔法を唱えた。
F.レナ
F.レナ
神はなんでこんなに魔力のない人間を…
A.イト
A.イト
何かきっとよからぬことを考えているんだ。あの、若神が。
イトは妃奈月を担ぎ魔界へと足を踏み入れた。



















どうも!田原 ハルです😎

更新が遅くなり過ぎてごめんなさい🙇‍♀️
夏休みの宿題が終わんないよ〜😭病୧⃛(๑⃙⃘•ω•๑⃙⃘)୨⃛なぅ
1教科も終わってない((( ‘д‘⊂=͟͟͞͞☆))殴
という悲惨な状態なので低浮上になります😰

ごめんなさーーーい🤦‍♀️

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