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第88話

『君月』406〜410
84
2020/06/06 07:37


*406*





〇:、、かわいっ……♡





ふと、伸ばした私の腕には、点滴が繋がれていた。





看:あ!姫様、、目を覚まされましたか?、

〇:はい…

看:まだ、起き上がられない方がいいですよ?、、恐らく貧血で、、点滴が終わるまでは、横になられててください。

〇:分かりました。

看:ですが、お手洗いだけは我慢されない様に!、、最初のお手洗いは、看護師の同行が必要ですので、、今、行かれますか?

〇:あ、、はい。では、お願いします。





私はゆっくりと起き上がり、用意された車椅子に移った。






その帰り、、






シ:〇〇〜〜!!!





ニッコニコで、手を振りながら駆け寄ってきた大毅!

その勢いで、私をキュッ!と抱きしめた!





シ:良かったぁ〜〜!ホンマ ようやったなぁ!?、、えらいえらい!

〇:だ、大毅…恥ずかしいよぉ…//






*407*




〇:だ、大毅…恥ずかしいよぉ…//




私の頭を必要以上にナデナデする大毅。




シ:はっ!、、ベイビーのとこ行こっ!




と、ルンルンな様子で私の車椅子を押した。




ふふっw 大毅、幸せそうww



つられた私も笑顔になっていた。














部屋へ戻ると、ベビちゃんが眠っている小さなカプセルを、ふたりで覗きながら、


ニヤニヤが治らなかったww





〇:大毅…ありがとう!

シ:お、、おん。何もできひんかったけどな…w

〇:そんな事ないよ〜、、ずっと、私を さすっててくれたし、、頑張れよ、負けんなよ、大丈夫やからなぁ〜って、繰り返し、ずぅ〜〜〜〜っと、言っててくれたじゃん!

シ:えっ…






ニヤついていた大毅の表情が、真顔に変わる。






〇:、、、えっ…?

シ:それ、、、俺やない…で……?







*408*



シ:それ、、俺やない…で……?

〇:、、え、うそ…

シ:俺…途中から、分娩室に居らんかったから…

〇:え、でもでも、、、だって、、、ずっと、、、






ずっと、側にいてくれた…




安心する存在が…




















〇:まさか……… 、、、、、ヒロ…





シ:ッ!!!、、せやったか、、、アイツ…〇〇の為に…





〇:、え、大毅?、何かあったの?、、そうなのね!

シ:おん…まだ、〇〇には言わん様にって事やったんやけど…

〇:…そうやって、、私に隠し事するの?

シ:隠し事って…そうやなくて、、時期を見てたんやけど…






大毅は「せやな!」と、私をまた車椅子に乗せ、何処かへと連れて行った。






それは、同じ建物内にある…




違う形状の病室だった…









〇:ッ!!!、、ど、どうして……ここに…?






*409*




そこは…

鉄格子で囲われた病室。





〇:どうして、こんな場所に入れてるのッ!!!






私は側にいた、桐山さんの部下に強く当たった。





部下:っ、で、ですが、危険人物かと!

〇:そんな事あるワケないっ!、、私が無事でいられるのも、この人が居たからよ!!!

シ:〇〇!、そんな事、言うたって、、目覚めたら、凶暴化しとる可能性もあるんやで?

〇:っ!、、凶暴化って…

シ:あん時の神ちゃんみたいにや、、








『アカツキ』







あの時の、真っ赤な瞳。





思い出すと、、、怖くて…














〇:先輩…






シ:濵ちゃん、、人間になっとらんかったんやな…








檻の中のベッドに横たわる、、、先輩。







〇:ねぇ、、、先輩は、どうやってきたの?






なんとなく…聞くのが怖かった。







*410*




桐:ひ、姫様っ!!!




自動扉が開く音と共に、桐山さんが来た。




桐:シゲ!、、まだ教えるなって、言われとったやろぉ〜がぁ〜!!!

シ:〇〇が、気づいてもうたんやから、しゃーないやん!!!

桐:上からの指令や!連れて来んくても ええやろっ!

シ:〇〇に隠し事なんて、でけへんって!、、お前らより、数倍はチカラあんねんから〜!

桐:そんなん、分かっとるわっ!





ごちゃごちゃと、ふたりが言い争う中、



私は濵田先輩だけを見つめていた。













先輩…











桐:姫様…、、、渡したいものがございます。




私はまた、車椅子を押され、病室へ戻った。




ベッドに横たわると、出産後の身体が、まだ癒えないのか、


疲れた感覚が、ドッと押し寄せてきた。