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第89話

『君月』411〜415
88
2020/06/06 22:18

*411*





桐:コレでございます。




桐山さんから渡されたのは、角が焦げ付いてクシャクシャになった、可愛らしい封筒。





桐:濵田が、、握りしめておりました。

〇:…先輩が……?












だ〜い好きな、〇〇へ♡







____________ カレンより♡











ッ!!!



カレンからの、、、手紙だ…








まさか先輩、、コレを渡すために…?







命がけで…?






どうしてそんなに…優しいの…







〇:…ばか、、、シんだらどうすんのよ…






私が呟くと、小さなカプセルの中の、赤ちゃんが泣いた。






〇:ふふっ、大丈夫よ〜w 先輩はシなないんだから〜w





赤ちゃんを抱き上げると…



軽さとは反比例の、命の重さを感じた。









*412*




だ〜い好きな、〇〇へ♡ _____



月での暮らしは、どんな?
大変じゃないかなぁ〜って、毎日の様に〇〇を思い出すよ。

〇〇が どうやって月へ行ったのか、流星から聞いたよ。
ヒロくんと一緒には、行けなかったんだね。

でも ヒロくんの お世話は、私が頑張ったから!
偉いでしょ?ww







だから…
〇〇は必ず、幸せになってね!




____________ カレンより♡















あぁ〜〜カレン♡



私の幸せを願ってるww







カレンに赤ちゃんのこと伝えられたらなぁ〜









ヒロにも。










ヒロはまた、カレンと藤井くんのお世話になってるんだ。




良かった、、、元気そうで。




ホント…良かった。




涙が溢れ…




胸が苦しくて…






「 〇:逢いたいよぉ… 」








*413*






「 〇:逢いたいよぉ… 」






ヒロに語りかけても…




返事は何も帰ってこない。




でも、、、




忘れられない。




私のルトゥナ。




逢いたい。




会ってまた、あの天使の笑顔に触れたい。



ずっと、私を信じていてくれたヒロを、



私が守りたかった。











こうやってヒロを想い、一年で何度、涙を流したであろうか?




他の誰かでは埋められない…




やっぱり…














「 〇:……ッ……ヒロ……ッ……… 」







泣きながら何度…







「 〇:…アイシテル……ッ… 」







ヒロに想いを送ったのだろう…?






どうして、、、






「 〇:どうして、、届かないのっ! 」












シ:…〇〇…?、、、泣いてんのか…

〇:っ、大毅っ、






*414*



大毅には、泣いてる姿を見せたくなかった。



だって、、不安にさせてしまうから。





シ:オカンは強くならなアカンのやで〜?





私の隣に座り、肩を抱き寄せた。





〇:ごめんなさい…

シ:、謝らんくても ええねんけどな、?





大毅は、何で泣いてるのかを聞かなかったけど…


たぶん分かっていた。








私がまだ、ヒロを忘れていない事など、

容易く見通せてるクセに…






聞かないのは、私の為?

それとも、自分の為?






シ:あっ、そういえば ベイビーの名前、決めたん?

〇:あ〜、、、まだ。

シ:えっ、まだなん?、、んじゃあ、俺が決めてええのん?






ニヤッとして「ん?」と顔を覗き込むと、

グッと強く、肩を引き寄せた。






〇:だ〜め!

シ:なしてな〜〜ん!、、パパが決めたるてぇ〜w

〇:、、、大毅…








*415*




〇:、、、大毅… 、、この子は…





「大毅の子じゃない…でしょ、」って、言おうとした私を、察知したのか、





シ:ほな 俺、、パパ 辞める!、、、てか、パパやないし、、、コイツかて、神ちゃん見たら混乱するしな…








〇:…いつかは、、逢えるのかな…?








〇:この子と、、、ヒロ…。














それから数週間。

産後の回復も順調だった私は、お城へ帰る準備の中…




まだ目覚めない、濵田先輩の元へと向かった。






誰にも内緒で。










ウィンっ!と、自動扉が開くと、桐山さんの部下達の表情が変わった。




部下:っ!、ひ、姫様ッ!、、こんなところへ お一人で、どうなされたのですかッ!!!

〇:こんなところ?、、あなた、そんな風に思ってるのね?