*446*
藤:この様子だと、月に帰るのも早そうやな?w
〇:っ、余計なお世話です!!!
藤井くんに、お昼のイチャイチャを目撃されて、私は恥ずかしかった//
でも、、私たちが仲良しでいることが、
ルトゥにとって、なによりの幸せ。
だから、藤井くんも嬉しそうだった!
____
その夜。
ヒ:改まっちゃうと、、あれか…
私がお風呂から出てくると、独り言を言ってるヒロ。
改まる?
なんのこと?
ヒ:あ"ーもぉ!!! ドキドキするやんけっ!
ヒ:、、、あっ…//
ムシャクシャしたのか、頭を掻き乱しソファーの背もたれに勢いよく寄りかかったヒロは、
その勢いで、頭が背もたれを超えて、視界が逆さになり、私と目が合った。
〇:、、、ど、した… の…?
*447*
〇:…もしかして、、具合悪いの?
ヒ:ッ// … ちゃ、、ちゃうよっ//
〇:…そう?、、それならイイけど…
私はヒロの隣に行くと…
〇:おいで…
ヒロの頭を抱え、抱きしめた…
琥珀の髪からは、優しくて落ち着く匂いが鼻を掠めた…
愛おしい…
ただ、それだけ…
ヒ:〇〇の匂い… めっちゃ好き…
〇:ふっ、私と同じコト考えてるしw
ヒ:もっと、、〇〇が欲しいな…
〇:ッ///
そう言いながら、ヒロは私の身体に掌を添わせた…
_______
朝。
ヒ:おはよっ!
ニコッ!っと、天使の笑みを向けるヒロは、
ヒ:腰、、痛いやろ?w
と、イタズラな言葉。
天使かと思ってたのに…
……… 小悪魔 かよっ///
*448*
それから数日が経った ある日。
ヒ:〇〇…?、、月へ帰ろうか?
〇:、、えっ… 、、ヒロ…分かるの?
優しい優しい、パパの顔になったヒロが、
私を抱きしめた…
ヒ:妹かなぁ?、、弟かなぁ?w
〇:ふふっ… どっちも欲しいな…//
ヒ:っ、、じゃぁ… また来なきゃやな?w
私たちは、地球での目的を果たし…
テ:ママ~っ!パパ~っ!おかえりなさ~い♡
テラが待つ、月へと帰りました。
〇:テラっ…
ギュッ!! っと抱きしめる愛しい我が子は…
テ:テラ知ってるよ?
〇:えっ?、なにを?
テ:ママのお腹に、、おとーと と、いもーとがいるの!!
ヒ:へっ?、、双子??
テ:ふふっw
私たちは、幸せだった…
*449*
私のチカラで、月は今後 1億万年は安泰らしい。
実感はないけどねw
そんな私だからか、ルトゥナのヒロとは、
夫婦の危機も何もなく、
ただ平和に暮らしている…
崇裕が身をもって証明したコト…
それは…
『ルトゥと人間のハーフ』は、子孫繁栄に伴う行為をしたとしても、
それまでに養ったルトゥのチカラが、小さくなる事はあるが、絶やすことは無い。
ハーフで産まれると、チカラは強い。
だから…
濵:テラが地球に住みたくなったら、俺が守るから…
そのチカラが遺伝して、姫がまた、地球に行こうとも…
私たちは、、、ずっと…
ずっと…
守られて生きるんだ…
琥珀の月の… パワーに。。。
*450*
ある朝。
…ん?あれ?、、身体が動かないっ!
ヒ:…離さ、へんし…
後ろから首筋に埋まったヒロが、何か呟いて くすぐったい!
私また、抱き枕になってるし!
〇:ヒロ 起きてぇ~
ヒ:…いやや
昨日と同じ返事だ…
〇:じゃぁ、起きなくてイイから離して?
ヒ:いやや…
これも いつも通りの返事…
〇:テラに怒られちゃうよぉ?
ヒ:いややぁ~〇〇とこうしてたいの!
これもいつもの駄々っ子…
これでも3児のパパです。
ふふっw ほんと、、可愛いかよw
ヒ:なぁ〇〇?久々、地球行かへん?
〇:ッ// 、、 も、もう子供は…
ヒ:ちゃうねん…
ヒ:人間寄りの身体の方が…〇〇、、エ口いねんもん…
そう言いながら、ヒロは私に、
甘い甘いキスをするのでした…
もぉっ!小悪魔かよっ!!!
fin.