あなたの前に自分の物を
差し出すと
あなたの方から
近づいてきた
あなたは舌で
裏の筋を下から上に
向かって舐めたり
ペロペロと
先っぽを舐めてくれるけど
全然、快感が物足りなくて
あなたの口の中に
入れて、腰を動かした
俺はあなたの口の中に
自分の欲を出した……
あなたはティシュを
取ってと
ジェスチャーするけど
あなたは眉間に皺を寄せて
首を横に振る
本当に嫌そうな顔も
俺を煽ってるって
分かってない
あなたは俺のを
ティシュに出してる
所を見せてくる………
あなたをベットに押し倒し
なんの前触れもなく
一気に最奥まで
入れる
体位を替えて
俺の上に乗せる
腰を両手でガッシリを
掴んで
下から上にガンガンに
突いていく
イッテる中はギュゥギュゥで
俺のを締め付けて止まらない
それから、何度も
お互いを繋ぎ止めるかの様に
愛し合った
いや、違うな
ただ、ただお互いを
求め合った
何度したかも
分からなくて
いつの間にか朝方
あなたは昨夜ローカに落とした
荷物を持って
玄関に歩いてく
俺はそれをまた、見ていた
カチっ…
合鍵を玄関に置いて
そう言って
玄関は閉まった………
自分でも驚いてる
こんなにも涙が出てくるなんて……
いい歳した男が
彼女と別れたぐらいで
自分から言い出した別れで
こんなに大声で泣くなんて
………………end……………
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!