第85話

大我  🐅コウモリの誘惑2
2,928
2021/03/30 15:31
ガラッ🚪→

大我
大我
せんせーいる?
?居ないかぁ……
保健室は静かで

窓から吹く風でカーテンがバサバサと

揺れていた



ベットが置かれているカーテンが

閉まっているのは

1箇所だけ……

そっと開けると

大我
大我
いた
いんちょーは寝ていて

おでこに少しの汗……

ほっぺたはピンク色に染まってて

少し息が荒かった

俺は制服の袖で思わず、汗を拭く



あなた

……んっ………

大我
大我
起きた?
と小さい声で言っても反応なし

スゥスゥ…と寝息を立てている
大我
大我
また、くるね
と言って、その場を離れようとしたら

グイって手を取られた……
大我
大我
いんちょー?
あなた

……zzzzz

大我
大我
はっ(笑
何、この可愛い動物は。
手を離してくれそうもないから

そのまま、イスに座り

いんちょーを眺めてた

小さい爪が可愛い
 

………………………
○○ちゃんの友達
○○ちゃんの友達
京本くん?
京本大我くん。
大我
大我
………んっ?
えっ………あっ、
寝てた…?
○○ちゃんの友達
○○ちゃんの友達
🤫
大我
大我
はい、はい
○○ちゃんの友達
○○ちゃんの友達
カーテン閉めて
○○ちゃんの友達
○○ちゃんの友達
彼女は大丈夫だから
教室戻りなさい。
大我
大我
はーい。


………お昼休み…………
俺等はいつもの中庭

わいわい騒いでいると…
あなた

あの、京本君……

大我
大我
あっ、いんちょー。
どう?体調大丈夫?
あなた

大丈夫…。
ありがとう。お見舞い
来てくれたって
先生からきいて。
あと、トマトジュースも🥤

大我
大我
いいよ、気にしないで。
ねっ、ご飯まだなら
一緒に食べよー
あなた

いや、大丈夫。
皆んなで、楽しんで

大我
大我
えー、一緒がいい。
ねっ、あっ、
皆んなが嫌なのか。
樹
どー考えてもちげーだろ。
あなた

とにかく、またね。
ありがとうね。

大我
大我
あーぁ、
行っちゃった……
優吾
優吾
ってか、トマトジュースって
学校にあったんだ。
北斗
北斗
チョイスが…
しんたろー
しんたろー
そこはオレンジが
俺はいいなぁー
ジェシー
ジェシー
いや、Apple🍎だね。



………放課後………

大我
大我
あれっ?いんちょー。
なぁに、してんの?
あなた

午前中のプリントしてる。

大我
大我
そっかぁ。
あなた

帰らないの?

大我
大我
うーん。まだ
俺はいんちょーの前の席に座って

プリントをしてるいんちょーを見てる
あなた

………何?

大我
大我
手。
あなた

手?

大我
大我
そー、保健室でさ
俺の手掴んで、
離さなかったから
思い出しちゃって…
あなた

そんな事してない!

大我
大我
したんだよー。
可愛いかった。
あなた

してない!

大我
大我
ねぇ、また手繋ぎたいな
あなた

しない!

大我
大我
なんで?
あなた

……なんでって…

大我
大我
ねぇ、こっち向いて
あなた

………。

いんちょーは俯くいて

こっちを向いてくれない…
顎を掴んで、無理矢理こっちを

向かせる
大我
大我
まだ、熱あるの?
あなた

わかんない……

大我
大我
じゃ、測ってあげる
俺はいんちょーのおでこに

自分のおでこをつけてみる…………

目をつむって、おでこに

集中するけど…
大我
大我

わかんねーな。
おでこじゃ。
目を開けると、いんちょーの顔

目と目が合う……



大我
大我
チュ
あなた

えっ/////

大我
大我
ふふっ。
ねぇ、好き。
あなた

/////////

大我
大我
返事は?
あなた

本気?私を好きなの?

大我
大我
うん。本気。
俺、あなたが好きだよ。
返事。ちょーだい。
あなた

私……も。好き……
だと思う……

大我
大我
だと思った。
あなた

何それっ!
やっぱり、取り消す!

大我
大我
ははっ。取り消し
出来ませーん。
いんちょー、改めてあなたは

ツンデレで、ツンが多めだけど

俺の事、好きって

いつも顔に書いてあって

毎日幸せ。

ただ、彼女になってから

保健室でのサボりは

禁止令が執行されました……



…………end…………
優吾
優吾
いんちょーが大我の毒牙に
かかったの、ショック…
大我
大我
何その言い方ー
樹
誘惑って言葉の方が
あってる気がする
大我
大我
違うよー。あなたに
俺が誘惑されちゃったの。
ジェシー
ジェシー
さすが、いんちょー
これで、大我も健全な
男子になれそぅ!
大我
大我
それは、まだまだ
先になりそー。
北斗
北斗
えっ?どういう事?

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