第97話

ジェシー×北斗🦓🦅元カノとセフレ
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2021/04/10 08:21
北斗サイド


いつもはすぐにくる返事も



結局来たのは翌日の昼だった



「会いたい」なんて



送って失敗したかな?と思ってた所だった




「今日いいよ。来る?」



「行く」



久しぶりで嬉しいのに素直になれない



自分に焦ったさを感じる



多分、今日は我慢できそうにないな…



なんて思う。




にしても、今日はこれとは別に気になる事が………




ジェシーがぎこちない



何か言いたそうなのに、



言ってこない上、ちょっと他人行儀で



オレ、何かした?


ダンスレッスンが終わった後、

北斗
北斗
ジェシー、何?
なんかあるなら
言ってよ……
言い逃れ出来ないように


あえて皆の前で言ってみるけど…
ジェシー
ジェシー
やっ、な、な、な、
何もないし。
北斗
北斗
明らかに、キョドって
るじゃん。
何?
ジェシー
ジェシー
やー、なんて
いうか……
皆の前で言う事でも
ないし。
その時、テーブルに無造作に置かれてた



ジェシーのスマホが鳴る……



樹
ジェスー!
スマホ鳴ったよー
と樹が言って


次に発言にドキッとした
樹
あなたちゃんって人から
でーす。
あなたちゃんって
元カノの?
何?最近また会ってんの?
北斗
北斗
………あなた?
樹
えっ?北斗知ってんの?
ジェシー
ジェシー
ちょっと、樹!
北斗、気にしないで
北斗
北斗
いや、否定が
余計怪しいんだけど…
ジェス、あなたって
○○あなた?
樹
おー、そうだよ。
ジェシー
ジェシー
樹、黙って!
ジェシーがちょっと荒い声をあげたもんで



皆驚いている……



北斗
北斗
ジェシー、
2人で話そ
ジェシー
ジェシー
………
北斗
北斗
夜中の電話の
友達ってジェス?
ジェシー
ジェシー
………ぅん。
北斗
北斗
そっか…
分かった。
それだけで、良かった。


二人の関係や過去を知ったからといって


俺の気持ちがすぐに消える訳じゃないし


なにより、オレはあなたに会いたかった
北斗
北斗
じゃ、オレ行くわ
じゃーな。
お疲れ
ジェシー
ジェシー
ちょっ、待ってよ
それだけ?
他にないの?
北斗
北斗
無いよ。
ジェスはなんか
あるの?
ジェシー
ジェシー
俺は……
ジェシー
ジェシー
俺は本気だし、
遊びなら
もぅ、近づかないで
北斗
北斗
あなたとの関係知ってんの?
ジェシー
ジェシー
知らない……
あなたも何も言わなかったし
でも、
大体想像はつく
北斗
北斗
遊びなのは
あなたの方だから…
じゃーな
ジェシー
ジェシー
えっ?どーゆうこと?
帰る準備をして


急いであなたのマンションに行く
ピンポン🚪
あなた

北斗!早かったね

いつもと同じ笑顔で


出迎えてくれる


なんで?いつもと同じ顔できるの?


あなたも随分と変な女だと思った


でも、好きなのは確かで


あなた

ちょっと、どうしたの?

オレは思わず抱きついて
あなた

……悲し事でもあった?

その言葉で自分がどんな顔をしてるか


分かる。
北斗
北斗
なんで…笑ってられるの?
あなた

へっ?何……急に。
ちょっ……
北斗……
ここ、玄関だっ……

北斗
北斗
どこでも、一緒だって

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