第119話

北斗🦅殺したいほどに...
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2021/09/18 08:30
樹
お前さ、まだソレ季節じゃなくない?
あなた

だって今日少し寒いし...
それより早く、書類提出してよ

樹
何?キスマでも付けられたの?
キスマ。それなら、こんな季節にタートルネック
なんか着ない。キスマならファンデでどうにかなるし。




あなた

それより...

樹
はいはい、書類ね。

確かに寒くなってきたからって、この季節に
タートルネックを着てる人を見たら私でも
不思議に思う。




でも、首を出す事はでない。
もぅ、そりゃクッキリ、ハッキリと後が残ってるから




トイレで首を確認すると、すでに夕方なのにまだ残ってる
痕。



あなた

私、いつか北斗に殺されるかも...

少し冗談混じりに独り言。
でも本当に殺すなら、最後まで後始末は綺麗して欲しい
と願う。北斗が捕まったりしない様に。
こんな風に思う私もきっと相当イカれてるのかも





あなた

ただいま〜

北斗
北斗
おかえりー。今日、遅かったね。
あなた

うん、ごめん。どうしても
終わらせないといけない仕事あって
北斗、ご飯は?

北斗
北斗
食べてきた。
あなた

そっか...じゃ、カップ麺でも
食べようかな?

北斗
北斗
ねぇ、あなた。
あなた

ん?

北斗
北斗
男の匂いすんだけど...
はぁ、この嗅覚。
北斗の前世は犬で決定だな。
あなた

そぅ?

北斗
北斗
ねぇ、昨日あれだけお仕置きしたのに
まだ分かんないの?
あなた、馬鹿なの?
あなた

ねぇ、北斗。落ち着いて。
ね。残業の時に近くにいた社員の
香水がきつかっただけだから。

北斗
北斗
言い訳すんの?
残業とか行って、浮気じゃないの?
あなた

...っ。浮気なんてしないよ。
北斗がいるのに、。

北斗
北斗
早くその匂い落としてきて。
臭い。
あなた

分かった...

気をつけてたのに。
あの人、本当に香水キツくて
近寄らない様にしてたのに。



浴室に入って鏡で自分の身体を見てまた、ため息。
隠したいのは首だけじゃない。
私の身体には北斗に付けられたキスマ以外にも
無数の噛み跡。
そして、首には締め付けられた痕が残ってる。




それを、手でなぞるとチクっと痛みが走る。
だから、シャワーも滲みる。



この身体を北斗は綺麗だと言ってくれる、
それだけが救いだった。

あなた

北斗、上がったよ...

北斗
北斗
じゃ、こっちきて。
確認するから
ここで合格しないと、また浴室行き
今度は北斗が気が済むまで身体を洗われる



なかなかの力で擦るもんだから、
この身体では痛いはず...と思えば緊張して
身体が強張る



北斗は首筋に顔を添わせてクンクンと嗅ぎ始めた
満遍なく右から左へ、鼻先が擽ったくて
あなた

...っん。

北斗
北斗
何?感じてんの?
あなた

っちが、、、

北斗
北斗
ん、合格。
そう言われるとホッとしたのも束の間
北斗
北斗
何、安心しちゃってるの?
お仕置きはするよ?
あなた

え?でも...

北斗
北斗
ほらっ、やっぱり分かってない。
匂いつけて帰ってこられて
俺がなんとも思ってないとでも
思ってんの?
あなた

そんな事、思ってないけど...
昨日もたくさんして、私身体重いし
明日も朝も早くて...

北斗
北斗
だったら、ずっとここに
居ればいいのに。
仕事も辞めて、俺だけのあなたで
いたらいいじゃない
あなた

そんな...事、無理だよ。

北斗
北斗
だったら、満たしてよ。
俺をあなたで満たして。
あなたを俺でいっぱいにしてよ
私は軟禁されるのが嫌で従ってるのか
北斗を好きだから願いを叶えてるのか
もぅ、自分でも分からなかった



だた、今日も北斗の気が済むまで
抱かれるだけ

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