今日は朝が早くて
スケジュールもタイト
最後のYo○Tube撮影とか
素であくびしちゃったもんな……
うーーーーん。
やっぱり、今日は無理だし
ドタキャン好きじゃないけど
やめようかなー会うの……
なんて考えてたけど、
一応言ってみて……
と、ラインを送ってみる
すぐに返信が
時計を見ると結構な時間に
なっていて、驚いた。
今日は時間感覚が狂ってたようだ
帰ってなんて言える時間でもなく
でも、ちょっと気分が乗らない……
でも、そもそも約束してた訳で…
なんて、そっけない返事をして
帰路についた
と、明らかにテンション低めのトーンで
言うと
大きい声で言うもんだから
やっぱり、帰ってって言えば良かったと
後悔……
と、あなたは俺の顔を覗きこみながら
言ってきて、
俺が顔をあげると目が合って
ほっぺにチュっと軽いキスをしてきた
ほっぺにチュー❤️されて
やっぱり、一緒に居たいと思ってしまった……
俺ってチョロいよなー
会うのも久しぶり
自分も仕事で疲れてるだろうに
ちゃんと家来てくれて、
ちょっと、掃除してくれた感じ
キッチンからいい匂いもしてくる
なのに俺は
態度悪かったなーって反省。
なんて、聞くと
って言われた。
それから、風呂入って、ご飯食べて
二人でくつろぎモード
俺は読書をしながら
あなたが見ているテレビを
横目で見てた……
携帯片手に寝室へ行こうとすると
後をついてくるあなた
そうして、二人で
眠りについた………
…………………………
目が全然開かないうちに
上半身を起こして隣の温もりに
ハッとした
…………そうだった
来てたんだった……
あなたの顔にかかった髪を耳にかけ
顔を見ると、スゥスゥzzzzと寝息をたてて
寝ている
あなたの唇を指でなぞってみる
ホッと胸を撫で下ろし
起こさない様に、ゆっくりとベットを出る
冷蔵庫からペットボトルのミネラルウォーター
を取り出し、その場で
ゴクゴクッと飲んでいると
テーブルに置かれた雑誌を見て
近づく……
それを見て、ちょっとイラっと
してしまった……
その気持ちは、段々と俺の中で大きくなって
いくのが分かる
こうなったら、自分でも止められない
寝室に行き………
俺は寝ているあなたの上に
跨った…………
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。