『ねぇ、いつまで居るの?』
松村「ずっと?」
『やだ、帰って』
松村「俺以外ひなりんの家知らないし」
『教える気無かったもん』
松村「照れ隠し?」
『違うから』
松村「ポンポン))まぁ、今日は帰るよ」
『こう言うのも辞めて』
松村「惚れてもらわないとさ」
\ピンポーン/
『ほくの家だよ』
松村「ベランダから戻るわ」
『気おつけてよ?』
松村「わかってるよ」
部屋に戻った北斗
田中「あいつ居ねぇの?」
京本「居るんじゃない?物音するし」
ガチャ
田中「ひなちゃん!?」
京本「え、隣!?」
『まぁ』
ガチャ
松村「お、タイミング良かったな」
松村「車?自転車?歩き?」
『うーん車』
松村「ん、行くぞ」
『あ、鞄忘れた』
松村「買い物行くのに鞄忘れてどうするんだよ笑」
『最近忘れるの』
松村「待ってるから持ってきな」
『はーい』
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!