Jimin story.
僕には妹がいる。
名前は ぱく さらん。
僕より1個下の妹。
妹と僕の性格は似ていない、いや、似ることがない。
👩「ただいま。」
ようやく帰ってきた妹にいつも兄として
🐥「おかえり。今日も図書館で勉強してきたの?」
👩「うん」
🐥「夕飯は……」
👩「食べてきたからいい。」
🐥「そっか……!!」
いつもラップがけしてある妹の分の僕が作った夕飯。
いつも外食してくるから、いらないかなとか思うけど、もしかしたらって思っていつも作る僕は本当に馬鹿だと思う。
🐥「今日は学校、どうだった?」
この言葉をする時に さらん の顔が曇るのは気のせいかな。
👩「お兄ちゃんには関係ないでしょ」
そう言って自分の部屋にこもってしまう。
🐥「…………」
こんなのもう慣れてしまった。
でも、その時の言葉はまるで……
《 私がこうなったのはあんたのせい 》
そう言ってきた、いつかの あなた のようだった。
そういえば、今日は てひょん に会った。
てひょんは変わらないね。
僕は変わった?
あぁ、明らかに変わったさ。
だって僕は
あいつが知ってる僕じゃ、まるっきりなくなってるからね。
あの頃とは、すっかり変わってしまった髪色。
そういえば、今日会った時 てひょん は言った。
《 その女は大事にしろ 》と。
でもさ、
君に僕の何がわかるっていうの?笑
Jimin story END.
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編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。