じょんぐく君に駆け寄ってみると
🐰「遅い。」
そう言われた。
なぜこの人は待っててくれてるんだろう?とかいう疑問を残し私は じょんぐく君 の隣を歩いてる。
私も私であるな。
『あの……』
🐰「あ?なに」
『私の事なぜ待ってたんでしょうか……?』
🐰「は?だって、彼氏じゃん。」
『あ、……え?』
🐰「まぁ、あれだよ。その、一緒に帰るとかいうやつだよ。」
そう言って頭をがしがしかいてる じょんぐく君。
少しだけ私よりも年下の男の子のようで可愛い。
『ふふっ笑』
🐰「なんだよ、気持ち悪ぃ」
『なんでもない!!笑』
今 可愛いね なんて言ったらなに言われるか分からないもの ______
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🐰「ん、じゃあまた明日。」
『うん!!』
あの後少しだけ楽しかったとか思える帰り道を辿り私の家まで送ってくれた じょんぐく君。
なんだ、優しいじゃんか
なんて思った。
私はそのまま家の中へと入り、1日の残り時間を過ごした。
ーー 私が過ごしている中あんなことが起きていたなんて知らなかったから。
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??「あれ?ぐぅちゃん………?」
🐰「……お前」
??「なんだ、全然変わってないじゃない。」
🐰「……なんの用だよ、今更」
??「ふふっ笑 なぁに?もう反抗期かぁ……笑」
??「さっきの彼女さん……?笑」
🐰「あぁ、そうだけど。」
??「ふぅん……ぐぅちゃんはそれで幸せ?」
🐰「あぁ、幸せだって。少なからず、お前といた時よりはな。」
??「へぇ……それじゃあお幸せに!!」
🐰「あぁ、ありがt」
??「なんて言うと思った?笑」
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!