朝起きると、おっぱ はいなかった。
きっと今日は出勤が早いのだろう。
おかげでいつものように ゆんぎさん とかいう顔の怖い人が家に来ることはないようだ
ちゃんと戸締りをし、玄関のドアを開ける。
すると
🐰「よっ」
『げっ……』
なぜかドアを開けた先には じょんぐく君 がいた。
『な、なんでいんのさ……』
🐰「別に。」
そう言うと私から目をそらす。
🐰「早く行こ」
なんて言って私のことを初っ端置いていこうとしているようだ。
『あぁ、ちょっと待って!!』
それにしても、じょんぐく君と私が通学している学校が違うのに………
結局、じょんぐく君は1時限目が遅れるであろう時間になっても私を最後まで送ってくれた。
案外良い奴じゃん……
なんて思いながらも、通学鞄をぎゅっと握りしめた。
next.
たるぎです。
ただいま
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!