ちなみに、私がこうなったことにはあるひとつの理由があるんだ。
今日は昼休みも殴られたな、なんて考えながら荷物を詰めて帰る準備をする。
放課後に殴られたことが過去に数回あったから、なんならもう放課後でも殴られる準備は出来てるとか思ってる。
荷物がまとめ終わり、教室から出ようとした時
🐥「、、ねぇ」
『っ、、』
🐥「今、帰るの………?」
『……そうだけど』
🐥「……みんな部活行ってるよ、、?」
『それはみんなでしょ?私はみんなじゃないから。』
🐥「最近変な人出るから気をつけろって昼の放送で言ってた………」
『そうなんだ。』
🐥「だから、、送ってくよ。」
『いい、結構だから』
🐥「でも俺は、、」
『ねぇ、じみん。』
『貴方、今の私の現状を知らないからそれを言ってるの?それとも、知ってて笑いたいから私のところに来てるの?』
『正直………』
『あんたのせいだよ、私の学校生活がこんなになったの。』
そう、そうだよ。
こいつのせいで私は
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。