現在22歳の私、宮あなたは今日重大発表をします。






今日は、聖臣が入っているMSBYの試合。



今、その試合を観戦中。









木兎と侑と日向君と聖臣がMSBYの仲間になった。


まさか、侑と聖臣が一緒になる思わんかったけどな。





ﾋﾟﾋﾟｰｰｰ





試合はMSBYの勝利。



ただ、こっからが問題やねん。





試合が終わりいつも通り、アナウンサーにインタビューされとる。



「ふぅ……」



あかん、がらにもなく緊張してきた。




侑「今日は、臣くんから重大な発表があるねん。な？」


木兎「あ！そうだった！佐久早、けっこ…ﾑｸﾞｯ」


日向「木兎さん！言っちゃダメですよ！」



あぁ…

わちゃわちゃしとるわ…




会場は何事かとザワザワしている。



「あなた、頑張れ！」


応援されてもな……


こんな中、出ていきにくいわ




「はぁ……」





待っとるし行かんなんな…


ため息をひとつついてからコートに足を踏み入れる。





侑「あなた！」

日向「あなたさん！」



はぁ………




ﾓﾌﾞ「え…？あれって引退した宮あなただよな？」
ﾓﾌﾞ「なんかあるのか？」
ﾓﾌﾞ「あなたちゃんって佐久早君と…」




うちが出たことで余計に騒がしくなる。




「聖臣。これ。」



聖臣にある物を渡す。


それと同じものが、うちの左薬指で光っていた。





ﾓﾌﾞ「もしかして…」
ﾓﾌﾞ「今、渡したの何？」





聖臣はそれを自分の左薬指に通す。




ｱﾅ「えっと…、それって……」





聖臣「あー…、突然なんですけど俺とあなたは結婚することになりました…。」




聖臣の言葉に会場はシーンとなった。





「「「ｴｴｯｯｯｯ？！！！」」」






会場に観客の声が響く。



ｱﾅ「結婚…ですか？」


「はい。」



侑「せやで。まぁ、俺はまだ認めてへんけどな！」

日向「佐久早さん！あなたさんおめでとうございます！」

木「おみおみに先こされたぁ！！！」


聖臣「うるせぇ、寄るな…」



侑「あなたは、俺のやで！」



侑はそう言いながら抱きついてきた。



「侑、うるさい……。そんで、うちはお前のじゃあらへん。」




あー…


やかましい……





「「「「おめでとーーー！！」」」」





ｱﾅ「おめでとうございます！」



「ありがとうございます。」



ｱﾅ「式のご予定はあるんでしょうか？」



「まぁ、一応あります。」




侑「あ゛ぁ～！結婚なんて許さへん！」


ｱﾅ「えっと……」


「あー…、うるさい……。ほんま、気にせんでください。」






ﾓﾌﾞ「侑、どんまーい！！」

ﾓﾌﾞ「元気だしてーwww」





侑がなんか慰められとるな。



木兎「つむつむはあなたが大好きだもんな！」





せやなー。



侑がシスコンってことはバレとるからな。



ま、うちは関係ないんやけど。





その後、何個か質問をされて観客に歓迎されながら幕を閉じた。