第3話

MSBY
3,376
2020/05/08 08:02
あの後、MSBYの人や他の関係者の人たちとご飯に連れていかれた。




侑「なぁ~、ほんまに結婚するんかぁ?」



「侑、うざい……」



あー


酔っぱらった侑ほどウザいものはないわ





侑「昔は侑と結婚する言うてたやん!」


「するなら治の方がええわ。」


侑「はぁ?サムやと食費大変やんか!俺やろ!」



「侑はうるさいねん。毎日そんなテンションやとこっちが疲れるわ。」



侑「元気って言えよ!」



「そういうとこやねん。ええから、はよ彼女作りや。」



侑「顔しか見てこん女に興味なんかあらへん!やから、結婚しよーや!」



「兄妹やから無理やわ。一生独身でおり。」



侑「それは嫌や!」



なぁ~…と抱きつきながら大騒ぎされる。


耳元で騒がんで…
うるさい




他の人たちはいつものことやから、すごい呆れながらこっち見てるだけやし…


聖臣も他の人に絡まれとって、嫌そうな顔しとるなぁ…




はぁ……


疲れる…




木兎「あなた~、俺は結婚できるか?!」
 


「しらんがな…。木兎も彼女おるやろ。」



日向「木兎さん!プロポーズするんですか?!」



「せやな、プロポーズすればええんとちゃう?」



木兎「えー?!恥ずかしい!」




「木兎はなんも恥ずかしがらなそうなんにな。意外やわ。」



侑「ぼっくんは意外と照れ屋やからな!」



木兎「つむつむには言われたくない!彼女もいないくせに!」



侑「はぁ?!俺はあなたがおるからええねん!名字が一緒なら結婚したも同然!」



何、言いよんねん


アホか…



「あんな、うちが宮でおるのは後数日やで?」




「「「あぁ!!」」」



「そっか、佐久早になるんだな。」
「佐久早あなたかー。」
「侑、どんまい!離婚やな!」


侑「あぁ!宮やなくなるんか!離婚やんか!」


「おー。そもそも、あんたとは結婚してへんけどな。」



侑「何でやぁ~、宮でええやんか!臣くんが宮になれ!いや、やっぱあかん!」



「はいはい。うるさい。うちは佐久早になるからな。あんたは治と結婚しとれ。」


侑「なして俺があんな大食いと!しかも同じ顔やで!?」


「うちかて、あんたらとほぼ同じ顔やわ。」








なんやかんやで解放された時には11時をまわっていた。


聖臣と一緒に家に帰ってきて、一息つく。



「ねぇ、聖臣。」

「ん?」



ソファに座っている聖臣の隣に座って、ある写真を見せる。




「!これ…」


「3ヶ月なんやて。」




昨日、病院でとってきたエコー写真を見せたんや。



「ほんとに?」


「ほんま。」



聖臣、びっくりしとるな。


聖臣にギュッと抱き寄せられる。

嬉しそうでよかったわ。



「それでな、結婚式のことやねんけど。」



妊娠中はあんまり無理せん方がええて言うし…



「やめとくか?」


「んー…、けど今日言うてしまったしな…。なんなら、みんな呼んでパーティーとかでもええと思うんやけど…」


「あぁ、そうしよ。体調、悪くなったら言えよ。あと、絶対に無理するな。」


「フフッ、心配性やな。分かってるわ。」




聖臣もシーズンオフになったからなるべく家にいる。と言ってくれた。




ほんま、いい旦那さんやわ。











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