第8話

白鳥沢:牛島
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2020/03/26 23:26
白鳥沢学園3年生マネージャー
2年前の高校1年の時私は白鳥沢 の男子バレーボール部のマネージャーになった。中学の頃から白鳥沢で女子バレー部に所属していた。私は周りからエースとよばれ、チームの攻撃力の要であった。
しかし、突然おとずれたスランプ。そのスランプの時…私は怪我をした。そして、選手生命を絶たれた。
高校に上がったばかりの頃自己紹介で
マネージャー
まだ、部活は決めていません。
そう言った!自己紹介の後1人の男子が
牛島若利
なぜバレー部だと言わない
そうこの男こそ後にうちの部を引っ張っていく主将であり、全国に名をとどろかせる牛島若利だ
マネージャー
牛島君…私怪我して選手生命絶たれたの、だからもう選手にはなれない
中等部の頃から同じクラスになったことはある、ましてバレーでも絶大なエースで中学生ながらなをとどかせていた彼のことだ知らないはずがない
牛島若利
だが、バレー部を辞める理由にはならんだろ
マネージャー
……は?プレーも出来ない人間が?必要だって言いたいの?…ほっといてよ!
私は選手としてプレーをし続けるつもりだった
牛島若利
待て
彼ははわたしの腕を掴んだ
マネージャー
何、離して
牛島若利
おれの話を最後まで聞いたら離してやろう
マネージャー
……
私は彼の話をしぶしぶ聞いた
牛島若利
俺はプレーすることが全てだとは思っていない
マネージャー
…は?
牛島若利
プレーするためには誰かの支えも必要だ
マネージャー
支え、ね
牛島若利
俺はお前がプレー出来ないなら支えに回ってはどうだと言っている。
マネージャー
っ!
牛島若利
話は以上だ、時間をさいて悪かったな
マネージャー
…うん
そう言って牛島は約束通り手を離して、自分の席へと戻っていった
マネージャー
……支えか
その後、私は若利の元へ行き
マネージャー
牛島君、えっと話があるんだけど
牛島若利
なんだ
マネージャー
その、選手を支える人になるにはどうすればいいのか教えて、下さい
牛島若利
……わかった
マネージャー
ほんと?!
牛島若利
あー、少し待っていろ
マネージャー
はーい
牛島若利
だが、その間に
マネージャー
ん?
牛島若利
お前は何が選手のためになるのか、どういう仕事をするのか考えておいた方がいい
マネージャー
りょ、了解ですっ!
牛島若利
……
少しだけ牛島が笑ったような気がした
マネージャー
っ!
寮  自室
マネージャー
えーっと、要するにマネージャーってことだから、練習中はこういうことをして……お金はどうしよう
トントンっとドアをたたく音がした
マネージャー
はーいって、牛島君?!
牛島若利
ちょっと来てもらおうか
牛島はバレー部の格好をしていた
マネージャー
…どこ行くの?
牛島若利
ついてくればわかる
マネージャー
……
着いたところは鷲匠先生のところだったそして、「話は若利から聞いた、お前を男子バレーボール部マネージャーとして迎えよう」と言われた
マネージャー
…え、あ、ありがとうございます。
正直何が何だか分からなかった。鷲匠先生のところを去ると
牛島若利
そういうことだ。これからよろしく頼むぞ、マネージャー
マネージャー
え、うん
という形で私はこの部活に入った、それから2年たち春高予選も決勝で敗れてしまい、私たちの部活はこれにて閉幕
マネージャー
ふふっ、
牛島若利
何を笑っている
マネージャー
いやー、この3年間色々あたなーって
瀬見英太
そうだなー、でも楽しかったぜ!
天童覚
あなたちゃんは色々お世話になったねー3年間ありがとうっ!
マネージャー
そんな、私はマネとして仕事を務めただけよ
大平獅音
やり残すこともないし、俺は満足かな
マネージャー
やり残した事ねー…あっ!
天童覚
な、何あなたちゃん。急にでっかい声出して
マネージャー
あったはやり残した事!
私は隣を歩いていた牛島に向かい
マネージャー
私をマネージャーに誘ってくれてありがとう、若利のおかげだよ。……みんなも私をマネージャーとして認めてくれてありがとう
今度は3年生みんなの方を向いて深深とおじきした
マネージャー
よしっ!これでやり残しはない!
歩き始めようとした時、手を掴まれた。牛島だ
マネージャー
な、何?どうしたの若利?
牛島若利
俺もやり残しがあった。
そう言って首を傾げていると、他の3年生は行ってしまった
マネージャー
え?ちょ、みんな行っちゃう
牛島若利
あー、それでいい
マネージャー
牛島若利
俺はあなたのことが、好きだ
マネージャー
?!……え?
牛島若利
ずっと前から、お前のことが好きだった。お前が良ければ俺の恋人になってくれ
彼らしいストレートキレッキレの、告白だった
マネージャー
……
牛島若利
ダメだろうか?
私の答えは決まってる。私はカレが掴んでいる私の手をもう片方の手でつつみながら
マネージャー
私も若利のこと好き……だから、よろしくおねがい、します
牛島若利
……
若利はたくましい腕で私を引き寄せだきしめた
牛島若利
絶対にこうかいはさせない
たくましい胸板の向こうから鼓動が脈打つ音が聞こえる。しかも結構速いテンポで、それを聞けてわたしは嬉しかった
マネージャー
バカだな。後悔なんてするわけないじゃん!
そう言って私も彼の事を強くだきしめた

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