第129話

番外編 一周年記念
3,265
2021/05/24 15:00
『バレンタイン』

マリア:、、、百。なんか最近女子たちが、、いや、男子も?慌ただしいっていうか、、騒々しいんだけど。なんかあったの?

八百万:おそらく、、バレンタインがあと少しだからではないでしょうか?

マリア:バレンタイン?何それ。

八百万:マリアさんの世界にはなかったのですね。バレンタインというのは、、2月14日にあるんです。普段仲良くしている友人や想いを寄せている殿方、家族にチョコレートを渡す日です。あ、、チョコレートとは限らないですけれど、主はチョコレートです。

マリア:私の場合は、、焦凍にあげれば良いってこと?

八百万:義務ではありませんが、、お作りになってあげたら、きっと轟さんは喜びになりますよ!

マリア:、、、うん。まぁ、日頃の感謝も兼ねて。性格ひん曲がってる私といつも相手してくれてるしね。

八百万:そんなことは、、

マリア:あ、でも、私、チョコレートって知らない。作り方分からない。

八百万:そのことについては心配いりませんわ!!おそらくバレンタインのチョコはクラスの女子全員で作ることになると思いますから、そのときに轟さん用のを作りましょう!私がお教え致しますわ!

マリア:分かった。
そして、バレンタイン前日には女子全員が寮の共同スペースにある台所で一斉に大量のチョコレートを作った。

それを影で気持ちの悪い笑みを浮かべながら見ている峰田や上鳴。

興味のなさそうに緑谷と話している焦凍。

、、、八百万はあんなことを言っていたが、別にチョコがもらえるなら私が渡さなくたって喜ぶんじゃないか?

しかも、確か好意を寄せている人に渡すんでしょ?

誰かが焦凍は人気があるって言っていたし、私が渡さなくても充分いらないくらいもらうんじゃ、、
八百万:マリアさん!!頑張ってくださいませ!!

マリア:、、これ、私が渡さなくても良くない?どうせ後で皆で食べるんでしょ?

八百万:轟さん用に特別に作ったじゃないですか!

マリア:私があげなくても他の人にもらえるでしょ。

八百万:、、、マリアさん。好きな人にチョコをもらえることが嬉しいんです。ですから行ってきてください!

マリア:、、、分かった。
なんとか説得され、焦凍の部屋に行く。
トントントン

マリア:私。

焦凍:マリアか。入ってくれ。

ガチャッ

マリア:、、、今日はバレンタインというものらしいので、焦凍にチョコを渡しに来た。もう学校でいくつかもらっただろうけど、、時間があったら食べてみて。

焦凍:!!マリア、、バレンタイン、知ってたのか?知らないと思ってたから、もらえるとは思ってなかった、、

マリア:百が教えてくれた。好きな人にもらえると嬉しいって言ってたけど、、焦凍は嬉しい?

焦凍:っ////うっ、、嬉しい、、

マリア:そう、、それは良かった。
焦凍は私の渡した袋を開け、チョコレートを口に入れる。

焦凍はそこまで甘いのが好きそうではなかったから、、

少し苦めのを選んだ。

、、、私が、他の人のことを気遣うなんて、、

自分でも成長したのか、なんて思う。
焦凍:美味しい。ありがとな。

マリア:っ!!、、、うん。
なんだろう、、

何故か、心がとても暖かい。

そして、、むず痒い感覚。

これはなんというのだろうか。
作者
一周年記念から1週間!!
これにて一旦一周年記念の番外編は終わりにしようと思います!
何かまたあったら番外編や続編書くかもしれません、、
そこのところ、リクエストあったらコメントしてください!