第130話

番外編 轟くん誕生日
1,638
2022/01/10 15:00
『誕生日』
八百万:マリアさん、頑張ってくださいまし!コソッ

マリア:、、、芦戸、葉隠。

三奈:へっ、、あ、マリア、、さん?どどど、どうしたの?!

葉隠:マ、マリアさんから話しかけて来るなんてっ、、明日隕石でも落ちてくるのかな?!、、って、ハッ、私何言ってんだ馬鹿!!

三奈:う、嬉しいんだよね?!ね!!

葉隠:おぅよ!!

マリア:別に良いけど、、実は2人に相談があって。

三奈:相談?

葉隠:マリアさんが、私たちに?

三奈:(瀬奈ちゃんのこともあったし、、まだ気まずいっていうか、、)

葉隠:(間接的にしか私たちって話さないよね、大体、、)

三奈:(ヤオモモ、壁の影からマリアさんのこと見てるっ、、あれでバレてないつもりなのかな?!)

葉隠:(ね!そっちも気になるっ、、)

マリア:百から聞いた、数日後に焦凍の誕生日があるらしいんだけど、、生憎誰かにプレゼントを贈った記憶が両親が生きていた頃までで、まともなものが思い付かない。百に聞いたら、こういうことは芦戸たちに聞くのが1番だと言われたから聞く。何が良いと思う?

三奈・葉隠:轟の誕生日プレゼント?!

マリア:そんなに驚くこと?

三奈:そういうことなら、、

葉隠:私たちに任せて!!

三奈・葉隠:(ヤオモモ、私たちが仲良くなれるように気を使ってくれたんだな、、)
誕生日当日。

芦戸と葉隠と数日前に買いに行った轟への誕生日プレゼントは、私が今持っている。

誰かの誕生日を祝うなんて、何年ぶりだろうか。

お母さんやお父さんの誕生日のとき、私は花を贈っていた気がする。

子供の頃の自分、、本当、今の私には程遠く無垢で純粋だ。

何故焦凍は私を選んだ?

癒沢が悪い人間だったとしても、この世界に女は数十億といるだろう。

、、、人殺しの私を好きになってくれた焦凍は変わり者だな。
コンコン

焦凍:ん?誰だ?

マリア:私。

焦凍:マリア?!

ガチャ

焦凍:こんな時間にどうしたんだ?もう夜遅いぞ?

マリア:百から聞いた、今日が焦凍の誕生日なんだってね。

焦凍:そういえばそうだったな。

マリア:自分の誕生日にあんまり興味ないの?焦凍は。私もだけど。

焦凍:まぁ、、お母さんが入院してから、姉さんが祝ってくれただけだったからな。

マリア:そう、、私もあんまり自分の誕生日、興味ない。

焦凍:なんでだ?

マリア:それは、、って、良いの。芦戸と葉隠と一緒にプレゼントを買いに行ったの。これ、あげる。

焦凍:俺に、、、?

マリア:うん。
愛想良く渡せない。

こういうとこ、きっと癒沢はうまいんだろうなぁ。

真似したいなんて微塵も思わないけど、笑顔で祝ってあげたいって思ってた記憶が私の中に残っている。
焦凍:、、、箸、、と、ハンカチ、、?、、花?(しかも赤と白、、)

マリア:箸は焦凍が蕎麦好きだから。ハンカチは芦戸が焦凍は色々と清潔にしてそうって言ってたから。花は、、

焦凍:花は、、、?

マリア:私が、、お母さんたちに毎年あげてたから。焦凍は大切な人だから、ね。

焦凍:っ、、マリアのお母さんたちに、花を?

マリア:うん。子供の頃だから、私自身で用意できるプレゼントなんてそれくらいしかなくて。でも、すっごい喜んでくれてた気がする。これはプリザーブドフラワーってやつらしくて、私が花をあげたいって言ったら葉隠が教えてくれた。

焦凍:、、ありがとな、マリア。というか、芦戸と葉隠と行ったって言ってたが、、

マリア:別にもう私は気にしてない。2人はどうか知らないけど、、過去のことはどうにもできないから。

焦凍:そうか。今度から蕎麦食うときはこれ使う。

マリア:気に入ってくれたみたいで良かった。

焦凍:あっ、、あと、その、、

マリア:何。

焦凍:こんな貰っちまった後で追加で言うのもアレなんだが、、、、ス、して、、欲しい。

マリア:ん?なんて言った?

焦凍:っ、、キス、、して、欲しい。

マリア:キス、、?
『マリア!!もし男からキスをせがまれたら言ってやりなさい!!私のキスは高いのよって!!』

『別に私のキスなんて高くないですよ。』

『高いのよ!!一億円くらいするわ!!』

『えぇ、、』

『あ、でも、もしせがまれた相手がマリアの好きな人だったら、黙って顔近づけて口にしてみて?きっと相手は喜ぶから。』

『はぁ、、』
チュッ
焦凍:ぇ、、

マリア:焦凍は好きな人だから、キスした。お誕生日おめでとう。

焦凍:〜っ!!////

マリア:嬉しい?

焦凍:っ、、当たり前だろ、