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第8話

好きな人の好きな人
桐生 陸
桐生 陸
あーいちゃん!おはよ〜!
白瀬 愛
白瀬 愛
桐生くん…!おはよう
最近、桐生くんの抱きつき攻撃には少し慣れてきた。
黒木 潤
黒木 潤
陸、ちょっと来い
桐生 陸
桐生 陸
なーに?潤
そんなある日、怖い顔をした黒木くんは桐生を連れてどこかに行ってしまった。


ー潤sideー
黒木 潤
黒木 潤
なーに?じゃねーよ
俺は陸の胸元をつかみ、言った。
黒木 潤
黒木 潤
お前だろ、この前愛を危険な目に合わせたのは
この前の男たち…よく見ると牙があった。あれは吸血鬼にしかないものだ。つまり犯人は…吸血鬼。
桐生 陸
桐生 陸
……
黙る陸。俺はさらに問いつめた。
黒木 潤
黒木 潤
あの男たちにそうさせたのはお前だろって聞いてんだよ!
すると陸はやっと口を開いた。
桐生 陸
桐生 陸
なーんだ、分かっちゃったんだ
黒木 潤
黒木 潤
…は?
桐生 陸
桐生 陸
そーだよ、俺。俺があいつらに命令した
黒木 潤
黒木 潤
お前…
桐生 陸
桐生 陸
だって愛ちゃんが欲しいから
桐生 陸
桐生 陸
これが俺のやり方だよ?
黒木 潤
黒木 潤
ふざけんな…!
コイツ、頭おかしいだろ。
俺に何かするのはどうでもいい。だけど…愛を傷つけるのは許さねー
黒木 潤
黒木 潤
次、愛に何かしてみろ
黒木 潤
黒木 潤
ただじゃおかねーから覚悟しておけ…!
俺はそう言い残すと、愛のところへ戻った。
桐生 陸
桐生 陸
わーお、こっわ
桐生 陸
桐生 陸
…ほんと、面白い


◆◆◆

ー愛sideー
黒木くんもいないし、暇だったからまた屋上に行こうと思って階段をのぼっていると、女の子の声が聞こえた。
女子生徒
好きです…付き合ってください!
うわ、告白中だ。音を立てないようにその場を去ろうとした時…
黒木 潤
黒木 潤
ごめん、俺好きなヤツいるから
耳に入ったのは、あの人の声。相手の男の子、黒木くんだったんだ…
しかも今、好きな人って言ったよね…?
白瀬 愛
白瀬 愛
黒木くん、好きな人いたんだ…?


どうしてこんなにもショックなんだろう。
どうしてこんなに涙が溢れてくるんだろう。


一緒にいてドキドキして、胸がキュンとなって…他の女の子といると、苦しくて。



私……
白瀬 愛
白瀬 愛
黒木くんが好きだ…
気づいた時にはもう遅くて。
私は階段をおりて、空き教室で声を殺して泣いた。
白瀬 愛
白瀬 愛
…っ、…う
桐生 陸
桐生 陸
大丈夫?
白瀬 愛
白瀬 愛
っ桐生くん…!
桐生 陸
桐生 陸
そんなに泣いてたら、可愛い顔が台無しだよ
白瀬 愛
白瀬 愛
うう…っだって…っ
涙は止まることなく溢れてくる。自分の意思と関係なく、勝手に。
桐生 陸
桐生 陸
…ねぇ
桐生 陸
桐生 陸
俺にしようよ
白瀬 愛
白瀬 愛
え…



外は私の恋模様を表すように雨がザーザーと降り出していた──────