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第9話

覚悟
ピエロのやつ、本当に探し始めた。











本当に見えてるのか、信じられない。














探し当てられるなら、探し当てて見ればいい。














私は、私に出来ることをすればいい。








私は地上へ下りた。













人気が全然しなくなってきた。












人間は隠れて、怯えている。








ゾンビは全然見当たらない。









あとは……視線だ。









私を誰かが見ている。









下りてきた瞬間からずっと。





私はまわりを見渡した。









私の後ろの建物から見ていた。







気づかれたことに気づいてない。






なら、殺すチャンスだ。











私は音をしないように工夫した銃で撃った。







この銃は開発するのに時間がかかり過ぎた。







もう居ないな。








死んだか?





いや、違う。







避けられただけだ。











何処に行った?









『……!!』












建物の屋上に居た。












こいつはもしかして、魔王And殺人ピエロ討伐隊か?







今分かるのは、普通ではない。








『自己紹介をしろ!勝負はその後だ!』






私は大きい声で言った。






何者か気になる。









魔王and殺人ピエロ討伐隊なら、殺さなければならない。









違くても殺さなければならないんだけどさ。







目的の為に。












敵は、私から五メートルほど離れたところにジャンプをしておりてきた。











普通は骨折するだろ。






だが、してなさそうだ。











敵は、私からずっと目を逸らさなかった。







そして、深呼吸をした後に自己紹介を始めた。







『俺はユウトだ!先に言っておく!俺は魔王and殺人ピエロ討伐隊じゃない!何度も誘いは来た。だが、俺は断った。あいつらは、人殺しが集まった集団だ。俺の家族だって……!俺は日本を救ってみせる!』













真剣な目、嘘はついてない。







それと、誰かを恨んでいるような感じだ。










どっちしろユウトなら……。














でも……。










いや、信じてみよう。













ユウトならヒーローになれる!












やっと、見えてきた。














希望の光が。









『もうゾンビは殺したか?』












私は聞いてみた。








また、あの言葉を聞くことになってしまうのか。











『ゾンビだって人間だ!けど、人間も守る為に殺さなきゃならねえというなら殺すしかねえかもしれねえけど、害のないゾンビだってたまに居る!いや、居たんだ!なのに、あいつらは殺した。害がないなら、殺すことはしねえ!俺はゾンビも人間も救ってみせる!』







難しいことを言う。













でも、ありがとう。















私の求めていた答えだ。






私はユウトの耳元の近くで言った。












『ごめんね。ありがとう。絶対諦めないで。何があろうとも。逃げ切れ!後ろ。』













私はそう言い、去った。












上空へと。











ユウトの後ろには殺人ピエロが迫ってきていた。













頑張れ、ユウト。













ユウトのおかげで私は覚悟が出来た。














私はもう迷わない。













計画通り進める。













『ここで死ぬな。生き残って、私の前に現れろ。強くなって。』












私はそう呟いた。