無料ケータイ小説ならプリ小説 byGMO

前の話
一覧へ
次の話

第29話

最後の約束
手足が引き剥がされた元親友。






それに対抗するように、元親友の手足はクネクネと動く。








そんな中、ユウトは目を覚ました。






ユウトは重い身体を上げ、周りを見渡した。







ユウトの視線は一点のみを見つめ、金縛りにかかったように固まってしまった。








それから数分後には金縛りが解け、視線をずらした。








「え……なのか……?」








ユウトはしばらく混乱していた。









「起きましたぁ?」






突然、ユウトの目の前に少女が現れた。






ユウトは立とうとしたが、座り込んでしまった。






少女から出ている光衣の圧で動けないのだ。









「あれ、まだ生きてたんですね?」





少女は元親友の腕にザクッと刀を刺した。







だが、それは化け物で、ねっとりと動いて動きは止まらない。








ユウトは口をパクパクさせたあと、強く言った





「俺がやる!どけ!!」









ユウトの出血は魔法にかかったかのように止まっていた。



だからといって、痛みが取れる訳が無い。






この状況で少女には勝てない。





少女は少し口角を上げ、告げる。







「あの方は敵ですよ、貴方は穢されてしまったのですね?けれども、大丈夫です。私達が綺麗にしてあげます。」







少女はそう言い、元親友の首を動体から引き剥がした。








暫くして、元親友の声は少しずつ溶けてしまった。









ユウトの瞳からは、赤色の粒がポタポタと落ちていた。









それをお構いとせず、少女はユウトへと告げる。






「あの方は亡くなりました。ユウトさん、私達のチームへ入りませんか?あちらにいるのは闇蜘蛛 薬闇くんです。乱暴ですが、優しいですよ。他にもメンバーは居ますが、リーダーは私と薬闇くんのみです。」









少女は手を差し伸べる。








「入らない!お前にはきっと分からない、俺の苦しさなんて分からないんだ!」







ユウトは苦し紛れに伝えると、少女の腕を切り落とした。














だが、少女の腕は数秒後に、元に戻っていた。










「化け物はお前らだ!覚えとけ!俺は誰よりも強くなる!そして、お前らを後悔させてやる!」







そう告げ、ユウトは素早く立ち去った。















「あんな奴らに負けない!!!俺なら大丈夫だ…」








ユウトは天に向かい固く決心した。