無料ケータイ小説ならプリ小説 byGMO

第25話

動き出す運命
ユウトは立ち止まっていた。













少女は無表情のままこちらへ歩いてきた。







少女は俺の目の前で止まり、見つめてきた。








そして少女は口を開いた。

















『君の瞳って綺麗だね……私ね、さっきゾンビになっちゃったんだ……少しだけ話聞いてくれますか?何故かまだ自我があるので……あちらで座りましょう!』









少女は崩れた壁に座った。












俺は少し迷ったが、死ぬ前に話ぐらいなら聞いてやろうと思い、少女の隣に座った。






『私、この出来事が起こる前自殺しようとしてたんです……死のうとした時、アイと名乗る人に止められたんです。”生きて、この世界を救って欲しい。君に少し力を与えるね!いつかどんな力か分かるよ…それと、ごめんね…ミサ…私はアイだよ“私、そう呼ばれて思い出したんです…“ミサ”と呼ぶのは小さい頃に別れた親友なんです。さっき、その親友に殺されちゃったんですけどね……すいませんこんな話してしまって…私に与えられた力は……人の心を読む力なんです……アイは私を殺した時、ユウトに“諦めずに戦え!お前の覚悟はそんなものなのか!!!弱いなら強くなれ!”と伝えて欲しいと私に願ってきました……貴方を探すの疲れましたよ……(笑)私はこれが伝わると同時に自我を失うでしょう……そしたら殺してください……絶対ですよ?言ってもよろしいですか?』











少女は俺に同意を求めてきた。









『俺は……もう誰も殺したくない』











俺は俯いた。










『お願いしますよ……”誰も殺したくない“……そんなの誰でも思ってますよ…けれど、君はヒーローになりたいんでしょ!!!くたびれるな!君はこの世界を救ってくれるんでしょ?約束したんでしょ!!!たまには弱音吐いてもいいよ…けど、それを乗り越えなきゃヒーローにはなれない!!!強くはなれないよ!…どーするかは君次第…無理にヒーローになれとは言わないよ……。』













少女は訴えるように言った。








そのおかげで俺は目を覚ました。













『俺は…強くなれるかな?こんな俺でも本当にヒーローになれるかな…』









俺は不安で聞いた。












『そんなん、自分の心に聞け!ちなみに私はなれると思うよ……』











少女はこれから死ぬと言うのに笑顔で言った。












俺は弱い…力もそんなに無い…だからこそ、“皆を守りたい”……“世界を救いたい”……“死にたくない”……“ヒーローになりたい”という気持ちは誰よりも負ける訳にはいかないんだ!!!







……もう答え出てんじゃん(笑)











『決まったよ……俺はこれからを必死に足掻くよ!君の分も…守れなくて死んだ人の分も頑張って生きるよ…覚悟は出来た!』












ユウトの瞳には光が戻ってきた。









『やっぱり、君は強くなれるよ…君に……私の力を全て託します…これで“サヨナラ”だね…君の瞳さっきよりも綺麗で輝いて見える…その方が君らしいよ……』













俺の中に何か入ってきたような気がした。
















その直後、少女は悲しい笑顔で死んでいった……。















もう大丈夫だ!任せてくれ!もう死にたい…逃げたい…なんて言わないさ!このゲームを終わらせて見せる!!!










俺は心の中で呟いた。







ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



更新遅くなってすいませんでした!







これからまた更新していくのでよかったら読んでください(*' ')*, ,)