第26話

26時間目
241
2021/01/25 13:15
私たちの班はハプニングによって暗殺は中止となった。ほかの班の暗殺状況を聞いてみたけど先生の凄さを見せつけられただけに終わった様だ。そのせいなのかどうなのか、スナイパーは辞退してしまったらしい。
烏間惟臣
烏間惟臣
そんな訳で、明日は自由行動とする。暗殺は気にせず、観光してくれ。
お風呂に入り、女子部屋でカエデちゃんと話をしているところに、莉桜ちゃんが帰ってきた。先生のお風呂の覗きをしていたらしい。なんと不毛な…。
そんな話をしていると、ビッチがお酒を持ち込んで話を始めた。別段興味もないので布団の用意をし始める。すると、転がり込んだ先生を女子総出で追いかけだした。男子の声もするので、恐らく男子部屋でも何かやらかしたのだろう。飲み物が欲しくなり、廊下に出るとカルマくんにばったり会った。浴衣…似合ってるじゃん。
赤羽 カルマ
赤羽 カルマ
ん?あなたじゃん。殺せんせー追いかけなくていいの?
あなた

いや、どうでもいいかな。眠いし。てか、レモン煮オレってなに…美味しいの?

赤羽 カルマ
赤羽 カルマ
んー?イチゴ煮オレの方が美味しい。飲んでみる?
あなた

いらない。甘いの苦手。

殺せんせー
殺せんせー
カルマくん、あなたさん、いい所に!!少しの間匿ってください!
あなた

ん。いいよ。

赤羽 カルマ
赤羽 カルマ
ふーん、まぁいいんじゃない?
カルマくんはニヤッと笑う。どうやら私の意図は伝わったみたい。女子も男子も団子になってこちらに来る。
中村莉桜
中村莉桜
殺せんせー来た!?どこ?
必死。ちょっと怖いなぁ…
あなた

あっち。

そう言って指すのは先生が入っていった部屋。カルマくんもにやにやしながら同じ部屋を指す。悪魔のしっぽとツノが見えるんだが?
中村莉桜
中村莉桜
ありがとう!
言うが早いか扉を開ける。建付け悪いんだからそぉっと開けないと壊れるよ?
少しだけ、楽しんでいる自分が居た。

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