鳴り止まない歓声に、高鳴る胸。
沢山のスポットライトが向く先には、
真っ白なドレスに身を包んだ私がいた
年に一度行われる音楽の祭典に
SEVENTEENのあなたとして
私は一人で舞台に立っていた
音楽チャートで一位を獲得した
自作曲『 Love wins all 』
それを無事に歌い上げ、
ゆっくりとマイクを下すと同時に
消える照明。
観客を見渡すと、
様々なグループのペンライトを持ったファン達が
曲の余韻に浸っていたことが分かった
音楽が鳴り止み、静寂が広がった会場。
そんな中、赤く光った照明が
一斉にセンターステージにいる私に向けられた
そのライトによって
ステージ全体が赤くなり
身に付けていた白いドレスも
真っ赤に染まる
歓声の中、床まで伸びるドレスの裾を持ち上げ、
花道、ランウェイを歩いていく
その間、聞こえてくるファンの声。
私の名を呼ぶ声もあれば、
SEVENTEENの名や、他グループの名を叫ぶ人もいた
私に興味がなかったっていい、
次のステージで、
SEVENTEENの虜にしてやるんだから
赤くなったドレスを着た私を
メインステージで待つSEVENTEENのメンバーがいた
あなたが、SEVENTEENに繋ぐステージ。
歓声が上がる中、
メンバーが待つステージに歩みを進めた私は
センターの位置で立ち止まった
そして、観客の方に振り向くと同時に、
ドレスの裾を勢いよく引っ張った
露わになった赤の衣装に、
大きくなる歓声
SEVENTEENで披露する曲、『HOT』の
メロディーが流れ
会場をも揺らす大歓声に
私はニヤッと口角を上げる

ー SEVENTEENの力を見せてやる、ㅎ














編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!