第21話

21.

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2020/07/04 12:38



シルク先輩
なんか吹っ切れた顔してる







は？なんだそれ









俺はあれから
バスケ部にちょこちょこ
顔を出すようになった






マネージャーの子と
直接話すことも増えた






映像部を
辞めたわけではない

だけど
ほとんど行っていない



教室も
席替えをしたせいで
自然とあなたと話すことも
少なくなっていた











シルク先輩！今度
花火大会があるんですけど
一緒に行きませんか？





花火大会？
あーバスケ部でってこと？



俺はボールを回しながら
適当に返事をした







いえ
個人的に…です









一瞬
沈黙があったが



おぉ、別にいいよ
って返事をした






断る理由もなかったし

女の子が誘ってくれたのに
断わることが出来なかった











その
花火大会っていつ？

聞くと



19日です！
と答えた






そっか…了解



ちょっとだけ
動揺してしまった




19日か…

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第22話 22.

ゆに

コンテスト受賞作品

グランプリ

好きになるのはキミ限定【完結】

なぁな

編集部コメント

主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした！<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。