屋上
なんで、目黒くんと付き合っただけで.......こんなことされないといけないの?
私は、この世からいらないのかな。
このままいじめられるなら、死んだ方がましだよね。
女子「早く死になさいよ!」
『もう、来ないで!』
女子「早く死ねば?」
『グスンッ』
女子「ってか、目黒くんバカだね〜!」
『えっ?』
女子「ちょろい男だわ。笑」
『どういうこと?』
女子「私、目黒くんのこと嫌いだったのよね。笑」
『えっ?じゃ、なんで、』
女子「あいつを苦しめたいのよ。」
『なんでよ。』
女子「だって、あいついつも人気でさ調子こいて、まじで、ウザイんだよね。」
女子「よくそんな人と付き合うよね〜。」
『別にそんなの人の好みでしょ?』
女子「あいつを苦しめるには、彼女のお前を死なせること。」
『えっ、』
女子「早く、そこに立ちなさいよ。」
『やだ!』
女子「言う事聞かなかったらどうなるか分かる?」
『...』
女子「うんとか、すんとか言えよ!ボコッ」
『グスンッ』
女子「泣いてんじゃねぇーよ!!クソが!!」
『グスンッグスンッ』
ガチャ
目黒「やめろよ!!」
女子「ふっ、やっと来たのね。目黒くん?」
目黒「ってか、早くあなたを返せよ。」
女子「あなたなら、今から死んでもらうから。」
目黒「は?」
女子「お前を苦しめたいのよ!!」
目黒「どうしたn..」
女子「おりゃー!!鉄の棒を目黒に振り下ろす。」
『目黒!!』
目黒「っ、危ねぇな。」
女子「チッ 早く、死ねよ!!」
ピーポーピーポー
女子「あっ?」
目黒「警察呼んでおいたから。」
女子「クソが。覚えてろよ。目黒。」
目黒「っ、」
目黒「あなた大丈夫?」
『うわぁぁん😭😭』
目黒「あざだらけ。ごめんね?早く気づいてあげられなくて。」
『ううん。』
目黒「保健室行こっか。」
『うん。』
目黒「よいしょ。お姫様抱っこ」
『ちょっと、』
目黒「大丈夫。軽いから、」
『ふっ、ありがとっ。チュッ』
目黒「ふっ。笑」
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。